いまさら聞けない?Windows 10のTips

第21回

ContinuumもOK! Windows 10 MobileやノートPCの画面を手元のパソコンに表示する

アプリ名は地味だがWindows 10 Anniversary Updateで追加された便利な機能

 度重なるアップデートによって、次第に使いやすさを向上させつつある「Windows 10」。普段、何気なく使っているかもしれないが、いつのまにか追加された新機能や知らずに過ごしていた便利な機能、隠れた機能なども存在する。本連載では、そんな知っておくと便利なWindows 10のTipsを紹介する。

PCをワイヤレスディスプレイとして利用できる「接続」アプリ

 Windows 10 Anniversary Updateの新機能として注目されている「接続」アプリ。漠然とした名前なので、何ができるのかがわかりにくい機能だが、簡単に説明すると、このアプリが稼働するパソコンをWindows 10 Mobile端末などのワイヤレスディスプレイとして使える機能だ。

 無線LANを搭載したパソコンで「接続」アプリを起動後、近く(無線LANの電波が届く範囲)のWindows 10 Mobile端末で「Continuum」アプリを起動すると、接続可能なワイヤレスディスプレイとして「接続」アプリを起動したパソコンが表示される。

 そのまま接続すると、Windows 10 Mobileの特徴の1つであるContinuumによる拡張デスクトップが「接続」アプリのウィンドウに表示されるというわけだ。

手元のパソコンで「接続」アプリを起動後、Windows 10 Mobile端末で「Continuum」アプリを起動。接続先を選択すると、Continuum画面が「接続」アプリ上に表示される

 単に画面が表示されるだけでなく、パソコンに接続されているキーボードやマウスを利用できるため、Windows 10 Mobile端末をパソコン上からシームレスに操作することができるのも特徴だ。環境によってはタイムラグが大きく、快適とは言えない場合もあるが、Windows 10 Mobileとの組み合わせが活きる機能の1つだ。

 なお、Windows 10 Mobile端末がContinuumに対応していない場合でも、Windows 10 Mobile端末の画面をミラーリングで表示することが可能だ。

 また、Windows 10 Mobile端末だけでなく、Windows 10を搭載したノートパソコンやタブレットなどのワイヤレスディスプレイとしても接続可能だ。オフィスのデスクトップ上でモバイル用のノートパソコンを遠隔操作するといった使い方もできる。

Windows 10搭載ノートパソコンやタブレットの外部ディスプレイとしても利用可能