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【第2回】
「テイルズウィーバー」ストーリー性とアクション要素をふんだんに盛り込んだMMORPG
(04/05/28)
“βテスト”とは、開発中のゲームを一般のユーザーにプレイしてもらい、最終的な動作検証や不具合の発見・修正などを行うもの。現在では、正式サービス開始前に無料でβテストを行うのが一般的となり、タイトル数も増加している。 そこで、MMORPGをはじめとしたβテストを実施しているタイトルの増加に伴い、毎月最終金曜日は現在βテストを実施しているゲームを“週末ゲーム”の特別版“βテスター”として紹介する。話題のゲームや独自に注目しているゲームのβテストに参加し、ゲームの内容やテスター独自の視点で感じたことなどを報告していこう。
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お姫様の“イスピン・シャルル”は、ある事件がきっかけで追われる身になる設定だ |
“シベリン・ウー”“ミラ・ネブラスカ”“ナヤトレイ”の3人は、自身の能力を高める戦闘補助系の“スキル”と、複数のモンスターを同時に攻撃できる“スキル”を使いこなす。また武器による攻撃も優れているので、初心者でも扱いやすい万能型キャラクターとなっている。
“ティチエル・ジュスピアン”は、ゲーム中で唯一仲間の体力を回復する”スキル”が使える支援型キャラクター。炎や雷などでモンスターにダメージを与える攻撃“スキル”も使いこなせるが、体力が少なく、武器による接近戦も苦手とあって、ややゲームに慣れている人向けである。なお、これらのキャラクターについている名前は、いわば職業や種族のようなものに過ぎないため、プレイヤー名は自由につけることが可能だ。
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クエストを引き受けるときなどは、選択枝が必ずといっていいほど現れる |
経験値はレベルアップのみならず、“スキル”を覚えるためにも必要となるが、まずはレベル6程度まで一気に上げてしまうのがオススメ。少し強い敵とも戦えるようになってからのほうが、経験値も貯めやすく、効率よく“スキル”を覚えられるのだ。
チュートリアルを終えると、ゲームの舞台である“アノマラド”に降り立つ。スタート地点はキャラクターごとに異なり、“ナルビク”“カウル”“クラド”“ライディア”のいずれかの街となる。スタートしたら街の近くの弱いモンスターと戦ってみるのもいいが、まずは物語が進行する“イベントクエスト”を発生させてみよう。街の出入口付近の光っている場所に、自分のキャラクターが足を踏みれると、クエストに関するアナウンスがされ、どこへ行くべきか知ることができるはずだ。
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クエストの進行状況や必要なアイテムはメニューから確認できる |
最初の“イベントクエスト”は、村長かギルドの人に会ってみようというもの。画面右下のマップを見ながら目的の人物のもとに到着すると、誰かにアイテムを届けたり、街付近の弱いモンスターを倒すといった依頼を受けることになる。序盤の数回の“イベントクエスト”は比較的簡単で、クリアするとまとまった経験値やお金、アイテムを得ることができ、序盤の戦いがグッと楽になる。また、“イベントクエスト”は節目ごとに“チャプター”として区切られており、2カ月に1回くらいのペースで新しい“チャプター”が追加されていく。なお、5月末時点では“チャプター1~3”までが実装されている。
街のあちこちにいるコンピューターキャラ(Non Player Character、以下NPC)たちに話しかけることで始まる“フリークエスト”も序盤のキャラクター育成の一助となる。“イベントクエスト”との違いは、物語に直結しないというだけ。どちらも多くの経験値とお金を得られるので、2種類のクエストをバランスよくこなしているだけでもレベルを上げることができるだろう。レベル8程度になったら別の街に移動して、さらなる“フリークエスト”をこなすのもいいだろう。
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コミュニケーションに便利な“看板”。仲間を集める以外にも用途はたくさんある |
“チーム”とは別に仲の良いプレイヤー同士で作成できる“クラブ”というものもあり、専用のチャットスペースや専用の拠点が用意されている。将来的には“クラブ”専用のダンジョンも実装されるようだ。街のあちこちで“クラブ”のメンバーを募集しているので、飛び込んでみると新しい仲間ができ、冒険する範囲も広がって、より面白くなるだろう。
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モンスターとの戦闘。視点が固定のため、それぞれの立ち位置が重要だ |
レベル6になると、モンスターを攻撃する際、タイミングよく何度も左クリックしていくことで、連続攻撃“コンボ”ができるようになる。これにより、いままでは苦戦していた敵とも渡り合えるようになるので、少しずつ行動範囲を広げていくといいだろう。
“コンボ”と“スキル”を交互に繰り返すこともでき、これをマスターすると、『敵を状態異常にしつつ攻撃』といった戦術性のある戦いもできるようになる。コツは左クリックでモンスターを攻撃したら、すぐに右クリックを連打すること。“スキル”を発動したら、今度は左クリックを連打、といった具合だ。慣れてくると連打する必要もなくなるが、通信状況によってはうまくいかないこともあるので、少しの間は連打しておくのがいいだろう。なお、このテクニックに名称はなく、プレイヤー間では“無限コンボ”などと呼ばれることが多いようだ。
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戦闘を盛り上げる“無限コンボ”。状況に応じて“スキル”も使い分けよう |
ゲームが進むと、“チャプター2”に進むために巨大なボスモンスター“ゼリーキング”と対決することになる。1人で挑むこともできるが、キャラクターをレベル20以上にしておかないと返り討ちに遭う可能性が高い。できれば他のプレイヤーと強力して“ゼリーキング”に挑むようにしよう。“チャプター1”では、スタート時にどのキャラクターを選択しても“ゼリーキング”と戦うストーリー展開になるので、ゲーム内で討伐隊が組まれることも多い。3~4人の仲間とともに挑めば、レベル15程度でも倒せるだろう。本ゲームでは、たとえ“イベントクエスト”であっても他のプレイヤーと協力できるので、1人で太刀打ちできないときは、無理をせずに仲間を集めるとよいだろう。
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フィールド上では気象が変化して雨や雪が降るときもある |
ほとんどのMMORPGのタイトルでは、自分で露店を開いてアイテムを売っている間は、キャラクターをその場から動かせないことが多い。しかし、本ゲームでは”ユーザー露店”というシステムを使って、誰でもNPCにアイテム販売を任せたまま冒険に出ることができる。この“ユーザー露店”を開くために必要なアイテムが“商人の角笛”というもので、“ライディア”という街の雑貨屋か他のプレイヤーが開いている露店で購入できる。“商人の角笛”入手後は、街やフィールド上で使うと露店を設置することが可能。アイテムが売れるまでその場に釘付けされずに済む、非常に画期的なシステムといえるだろう。
本βテストの今後の展開だが、2カ月に一度のペースで“チャプター”が追加され、マップやモンスターも次々と増えていくとのこと。また、新しいマップや新キャラクターの追加も予定されており、物語の深みも増していくことだろう。正式サービスの開始時期や利用料金などは一切未定となっており、少なくとも数カ月はβテストが継続される見込み。筆者もプレイを通じてできた友人らとともに、気になるストーリーの行方を追ってみようと思っている。
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[ALT]+[B]キーで“自由掲示板”や“チームプレイ”といったゲーム内の掲示板を閲覧できる | 各地の“ワープポイント”は、街などにすばやく移動できる便利な移動手段だ |
【著作権者】Softmax Co.,Ltd.、(株)ネクソンジャパン
【対応OS】Windows Me/2000/XP
【ソフト種別】β版フリーソフト
【バージョン】2.35
【ファイルサイズ】611MB
□テイルズウィーバー
http://www.nexon.co.jp/talesweaver/
(スパート:林 佑樹)
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