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【第5回】
「Shot Online」簡単操作が魅力のオンライン対戦型ゴルフゲーム
(04/08/27)
“βテスト”とは、開発中のゲームを一般のユーザーにプレイしてもらい、最終的な動作検証や不具合の発見・修正などを行うもの。現在では、正式サービス開始前に無料でβテストを行うのが一般的となり、タイトル数も増加している。 そこで、MMORPGをはじめとしたβテストを実施しているタイトルの増加に伴い、毎月最終金曜日は現在βテストを実施しているゲームを“週末ゲーム”の特別版“βテスター”として紹介する。話題のゲームや独自に注目しているゲームのβテストに参加し、ゲームの内容やテスター独自の視点で感じたことなどを報告していこう。
なお「ShotOnline」のβテストは8月26日に終了しており、現在は9月1日開始予定の正式サービスに向けて準備を行っているとのこと。したがって今回紹介する内容は、あくまでβテスト段階のものであるということを先にお断りしておく。
プロゴルファーへの道を進もう
「ShotOnline」のストーリーは、プレイヤーがゴルフ学校“ヴァルハラ”の生徒となりプロゴルファーを目指すというもの。プレイヤーは、あらかじめ用意されたキャラクターを元にして自分の分身となるキャラクターを作成する。キャラクターは、ボールを遠くに飛ばす“パワー”の能力が優れている“ボウトン”、ボールを回転させる“スキル”の能力が優れている“エルダ”、ボールを狙ったところに落とす“正確さ”の能力が高い“シャオリン”、すべての能力が平均的な“ベルゼブブ”の4人が用意されている。キャラクターの能力は、“パワー”“スキル”“正確さ”のほか、バンカーやラフ上で正確なショットを打つ“適地性”も用意されているので、ゴルフゲームに慣れていない人は、能力のバランスがよい“ベルゼブブ”や“エルダ”を使用するとよいだろう。なお本作品では、レベルアップ時に任意の能力を上げることができるシステムを採用している。そのためほとんどのプレイヤーは、見た目だけでキャラクターを選んでいるようだ。
チュートリアルで基本操作を学ぼう
キャラクター作成が終了するとチュートリアが始まり、コース上でのボールの打ち方や、クラブの変更方法などを実際に操作しながら覚えることができる。コース上での操作はマウスのみで行い、画面下側のパワーゲージでボールを打つ強さ、ゲージの隣に表示されているボールをクリックしてボールを回転させる方向を決め、ボールの隣に表示されているクラブをクリックして使用するクラブを選択できる。また、[ALT]+[H]キーで操作内容を確認できるので、操作に迷ったときは利用しよう。 チュートリアル後は、コースに出ていないプレイヤーが集まる“ワールド”内を自由に歩き回ることができる。“ワールド”内では、画面内の任意の場所を左クリックするだけで移動できるので、画面右上のマップを見ながらいろいろな場所に行ってみるとよいだろう。また、レベルアップ時に獲得できるお金を使用して、“ワールド”内のコンピューターキャラクター(Non Player Character、以下NPC)からゴルフクラブや服、髪を購入してキャラクターの姿を変えたり、他のプレイヤーとチャットを楽しむことが可能だ。なお、初心者向けのコースは“ワールド”の西側にあるので、初めてプレイするときは西側の“初級コース”に移動するといいだろう。
他のプレイヤーとホールを回ろう!
実際のプレイでは、まずプレイするコースを選択してクラブハウスに移動しよう。クラブハウスでは、他のプレイヤーの参加を待つ定員4人の待合室がたくさん表示されており、この待合室に入ることでプレイ可能となる。もちろん、自分で待合室を作成することもでき、周回ホール数を1/3/6/9/18ホールから指定したり、各プレイヤーがボール打つまでの制限時間を30/40/60秒または無制限から選択することも可能。まずは、定員に達していない待合室に飛び込んでみるとよいだろう。なお、コースに出るときは、コースごとに設定されたコース料金を支払わなくてはならないが、チュートリアルをクリアしたときに3枚の無料チケットを入手しているので、初めてプレイするときは無料チケットを利用するとよい。なお、18ホールでプレイしても1ホールでプレイしてもチケットを1枚消費するので、無料チケットを利用するときは周回ホールの多い待合室を選ぶようにしよう。 実際にコースを回っていると、ホールアウトするたびに経験値を獲得できる。パーやバーディー、イーグルなど、高いスコアを出すほど多くの経験値を獲得でき、さらに2人以上でプレイすると、ホール成績によって手に入る経験値が増えたり、自分の成績に関係なく他のプレイヤーがパーやバーディーを出した場合でも経験値を獲得できる。また、一定以上の経験値を獲得するとキャラクターがレベルアップし、“パワー”などの能力を伸ばしたり、お金を獲得することが可能。4人でホールを回ると経験値をたくさん獲得できるので、序盤のキャラクター育成がとても楽になるはずだ。また、順番を待っている間は他のプレイヤーのプレイを見ることができるので、クラブの使い分け方やボールを打つ方向などを、自分が打つときの参考にするとよいだろう。 なおプレイ中のチャットは、[Enter]キーでチャットウィンドウを表示してから行う。分からないことを他のプレイヤーに質問してアドバイスを聞いたり、自分の順番までの待ち時間に会話をするなど、和気あいあいとした雰囲気のなかでゴルフを満喫できるだろう。
クラブや服でキャラクターを個性的にしよう
たくさんのホールをプレイしていると、ある程度レベルアップが上がりお金も貯まってくるだろう。そこで“ワールド”内のNPCから、ゴルフクラブやグローブ、シューズ、服といった様々なゴルフ用品を購入してみよう。これらのアイテムを使用するとキャラクターの姿が変化するほか、能力を上昇させることも可能。ただし、アイテムは非常に高価なので、序盤は地道にお金を貯めていくといいだろう。 ゲーム内のお金は、アイテム購入のほかコースに出る際も必要となることは先に述べたとおりだが、所持金がゼロになるとプレイ不能となり、“ワールド”内をただ歩き回ることしかできなくなる。ある程度お金が貯めたときは、“ワールド”北部の“ロッカールーム”に預けたり、使いすぎに注意して厳重に管理しよう。なお、同じアカウントで作成した他のキャラクターで“ロッカールーム”に預けたお金を引き出すことが可能。なお、βテスト時は所持金がゼロになったときの救済措置は用意されていなかったが、正式サービス版では、所持金がゼロのときに“練習コース”をプレイすることである程度のお金を獲得できるようになるという。
自然とボールを味方につけて好成績を出そう
“初級コース”に慣れてきたらボールにスピンをかけてみよう。スピンのかけ方は、画面下側に表示されているボールの任意の位置をクリックして打つだけ。たとえば、ボールの左側をクリックしたあとに打つとボールが右に曲がって障害物を避けたり、上側をクリックしたあとに打つとトップスピンがかかって飛距離を伸ばすことができる。また、ピンの近くにボールを寄せるときは、ボールの下側をクリックしてバックスピンをかけると落下後のボールの移動距離が短くなるので、試してみるとよいだろう。 また、プレイ中は風の影響を考えることも重要だ。たとえば、向かい風が強いとボールが風に押し戻されて飛距離を伸ばすことができない。そんなときは、トップスピンをかけるとボールの弾道が低くなり、風の影響を受けずに飛距離を稼ぐことができる。逆に追い風のときは、バックスピンをかけてボールを高く上げると飛距離が伸びていく。このように、スピンショットを使いこなすだけで風の影響を軽減したり、逆に利用することもできるので、風の影響を考えて的確なショットを打つようにしよう。 スピンショットを身につけたら、“中級コース”に挑んでみよう。“中級コース”はコースの全長が500ヤード以上のものが多く、レベル7~8程度でも満足のいくスコアを出すのが難しい。少なくとも“パワー”は20程度、安定したボールを打つために“正確さ”も10以上はほしいところだ。また、“中級コース”を安定して回れるようになったら、定期的に開催されるセミプロ、プロの資格試験に挑戦してみてはどうだろうか。
バーチャルリアリティーの絶妙さリアル志向が売りの本作は、ゲーム中で開催されるイベントもリアル。βテスト中には、優勝賞金が本物のお金で50万円という大会が開催されたばかりである。今後も、プロの大会の全日空トーナメントと連動した大規模な大会が開催される予定だ。なお、イベントの参加条件はとくに設けられてないので、これから本作品はじめる人でも気軽に参加できるだろう。 本作品の魅力は、操作が簡単で初めてゴルフゲームをプレイする人でもすんなり入り込めるというところではないだろうか。筆者もゴルフゲームはあまりプレイしたことはなかったが、チュートリアル後に3ホール程度回っただけで操作に慣れてしまった。また、筆者と仲良くなったプレイヤーのなかには、いままでMMORPGばかりプレイしていたが、ただモンスターを倒すよりも決められたルールのなかで腕を競い合うほうが楽しいという意見も挙がっていた。 なお「ShotOnline」は、9月1日から正式サービスに移行するとのこと。正式サービス後は、キャラクター作成や“ワールド”内でのチャットを無料で提供し、コースに出る場合のみ30日や月額単位での課金を行うという。また、無料でプレイ可能な3ホール構成の練習用コースも用意されているので、こちらで腕を磨いてから有料のコースに出るのもよいだろう。また正式サービスでは、多くのβテスターが要望していた資金がゼロになったときの救済措置を実装するようなので、資金を気にせず気軽に遊べるようになるだろう。 なお筆者は、“スキル”の能力を上昇させて障害物がないホールでボールを曲げてみたり、わざと障害物の目の前にボールを落として、それを避けるためのショットを試して楽しんでいた。最近は、ボールをピンに当ててカップインが成功したのをきっかけに、旗にボールを当ててのカップインを正式サービス後に挑戦してみようと目論んでいるところだ。
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