|
|
【最終回】
古代中国がモチーフのMMORPG「天下無双」連続技の作成や属性による戦闘の駆け引きが楽しいMMORPG
(05/05/27)
“βテスト”とは、不具合修正の目的で、開発中のゲームを一般のユーザーにプレイしてもらい、最終的な動作検証などを行うもの。現在では、正式サービス開始前に無料でβテストを行うのが一般的となり、タイトル数も増加している。 そこで、MMORPGをはじめとしたβテストを実施しているタイトルの増加に伴い、毎月最終金曜日は現在βテストを実施しているゲームを“週末ゲーム”の特別版“βテスター”として紹介する。話題のゲームや独自に注目しているゲームのβテストに参加し、ゲームの内容やテスター独自の視点で感じたことなどを報告していこう。 今回は、古代中国の武人に扮して“妖魔”と戦うファンタジーMMORPG「天下無双」を紹介する。本ゲームは、台湾、香港、シンガポールで正式サービスが開始されており、日本では今年3月にようやくオープンβサービスが始まったばかりだ。プレイヤーは、古代中国をモチーフとした“蓬莱中土”という世界で、“人面蜘蛛”や“岩鬼”などの“妖魔”と呼ばれる敵モンスターとの戦闘やアイテム収集、“妖魔”討伐といったクエストを楽しむことができる。また本ゲームでは、“招式”という特殊技能を組み合わせたオリジナルの連続技“連招”を作成できるなど、自由度の高さも好評を博している。
役目がはっきり分かれるキャラクター作成
“武門”は、接近戦が得意で“招式”という戦闘技能も多数習得できる“剣宗”、強靱な肉体と破壊力を誇る“戟門(げきもん)”、遠距離からの攻撃が可能“詭流(きりゅう)”、離れた敵への攻撃や味方の体力回復などができる“法術”を使いこなす“幻道”の4種類が用意されている。 また各“武門”の初期ステータス値が固定されているため、選択した“武門”によってゲーム内での役割がはっきりと分かれるようになっている。“剣宗”は攻撃力、“戟門”は攻撃力と防御力が優れており、序盤から簡単に等級(レベル)を上げることができるので、ソロプレイを好むならこの2つを選択するとよいだろう。“詭流”は、攻撃時の命中率が高く遠距離からも攻撃できる反面、体力と防御力が低い。“幻道”は強力な“招式”を使える反面、武器による攻撃が苦手だ。“詭流”“幻道”ともに成長すれば一撃必殺の技を繰り出せるようになるが、序盤は複数の敵に囲まれてしまうとすぐに倒されてしまうので、軌道に乗るまではなるべくパーティーに参加してサポート役に徹するとよいだろう。
五行の関係は必ず覚えるべし!
まずは練習場で5等級を目指せキャラクター作成が完了すると、フィールドを斜め上から見下ろした画面に切り替わり、“剣宗”の場合は“仙剣門”、“幻道”の場合は“幻道門”のように各“武門”ごとに指定された場所へ転送される。それぞれの転送先には、選択した“武門”の特長や今後伸ばすべき能力などを教えてくれるコンピューターキャラクター(Non Player Character、以下NPC)がいるので、マウスでクリックして話を聞いておこう。
キャラクターはマウスのみでひととおりの操作を行うことが可能。フィールド上をクリックするとクリックした場所に移動し、敵をクリックすると攻撃、NPCをクリックすると話を聞くことができる。“門”で話を聞いたあとは、戦闘訓練を行う“武術練習場”へフィールドの左下から移動しよう。 “武術練習場”に到着すると、自分から攻撃を仕掛けない“捕らわれた邪鬼”という敵が出現するので、まずは“捕らわれた邪鬼”クリックして攻撃を繰り返し、経験値を稼いでいこう。経験値が一定値以上になると、レベルを示す“等級”が上がっていく。“武術練習場”では、等級を5まで上げることができるので、操作を覚えながら上限まで上げておこう。 5等級に達すると、もう“武術練習場”でやることは残っていない。いよいよ全てのキャラクターが降り立つ地、“桃花村”へ移動しよう。だがその前に画面右下のメニューボタンで“人物情報”を開くと、レベルアップ時取得したボーナスポイントがステータス欄に表示されているはずだ。ボーナスポイントは、攻撃力、命中率、防御率、回避率、精神力に振り分けることができるので、“門”のNPCと話したことを思い出しながら能力を伸ばそう。
いよいよ降り立つ「天下無双」の世界
“狐”を何匹か倒していると、“獣の血”“狐の皮”“肉”といったアイテムが倒すと同時に入手できるようになる。しかし、これらのアイテムは現段階で必要ないので、街の商人に売ってしまうとよいだろう。アイテムを売る方法は、商人に話しかけて取引ウィンドウを開き、売りたいアイテムをドラッグ&ドロップするだけ。ただし、アイテムを一度ドロップしてしまうともうキャンセルできないので、売り払う商品や数は事前に確認しておかないと取り返しのつかないことになる。また、アイテム名の下側に“任務道具”と表示されるものは、のちに武器や防具の生産用材料となるので、急いで売らずに確保しておこう。
華麗な技を繰り出す“招式”システム「天下無双」の世界では、“招式”と呼ばれる技を覚えることで威力のある攻撃や支援技を繰り出すことができる。“招式”は巻物に記されており、初期の簡単な巻物なら街中で購入可能だ。上級の“招式”を記した巻物はモンスターを倒した場合のみ入手できる。 “招式”は漢字1~3文字の名前がついており、画面右下のボタンで開く“招式”ウィンドウ内のスロットに入れると使えるようになる。等級が低いうちはスロットの空きが1つしかないが、等級が7上がるごとに空きスロットが追加され、最大5文字の“招式”を組み込むことができる。複数の“招式”を組み合わた状態は“連招”と呼び、“招式”を組み込んだ数だけ1度に攻撃できるようになる。“連招”は、“招式”を組み込む順番をプレイヤーで自由に指定できるほか、名前をつけることも可能。攻撃がヒットするたびに技の名前が表示されるのは、見ていてなかなか気分がよいので、ぜひ、かっこいい名前をつけてほしい。
クエストや生産などに挑戦しよう
ある程度クエストをクリアできるようになったら、“帝釈天”の街に移動するとよい。ここは他のプレイヤーが開く露店の数も多く、強い装備品や“招式”の巻物を安く購入できるチャンスも高くなる。また“帝釈天”ではアイテムの生産が可能で、アイテムの“任務道具”を“鋳物屋弟子”というNPCに渡せば“糸”や“皮”などに変えてくれる。作成した“糸”や“皮”をさらに集めれば装備品の材料として利用できるが、装備品を作る際は高額な手数料を取られることもあるので、お金をある程度確保してから“鋳物屋弟子”のもとへ向かおう。 もっと修行して等級を上げていけば、新たな仲間との出会い、難易度の高いボスモンスターとの対戦、レアアイテムの収集などを楽しむことができる。また、他のプレイヤー同士で“幇会”というチームを結成することも可能。“幇会”に所属していれば、今後実装予定の“攻城戦”で“幇会”同士の戦いも楽しめるだろう。ただし、“攻城戦”に参加するには、相当な等級と装備の充実が求められるはずなので、今からキャラクターを育て上げ、攻城戦での勝利を夢見るのはいかがだろうか。
敵の属性を考えつつ戦闘に挑む頭脳プレイを堪能しよう今後の予定だが、5月中と発表していた“攻城戦”を近日中に実装し、夏ごろには最新バージョンへのアップデートを行うとのこと。また正式サービスについて、開始時期やサービス利用料といった詳細は現段階では未定となっている。正式サービスなどの詳細は、決まり次第公式サイトで発表されるので随時チェックしておこう。 本ゲームはマウスだけで直感的にプレイでき、オンラインゲームに慣れてないユーザーでもすぐになじめる作品だ。“五行”や“招式”といった独自のシステムを採用しているので、敵の属性を考えつつ戦闘に挑むといった頭脳プレイを楽しめるのもうれしいところ。こうした従来のMMORPGにはない要素がいくつか盛り込まれているので、誰でも新鮮な気持ちでプレイできるだろう。スキルポイントの割り振りによっては、かなり個性的なキャラクターに仕上げることができるので、時間の許す限りプレイして、最強のキャラクターを作り上げてみてはどうだろうか。
【著作権者】Wayi International Digital Entertainment Co.,Ltd、(株)トゥループランケーション
□武侠MMORPG天下無双- (麻生 ちはや)
Copyright 2004 TruePlancationInc All Rights Reserved
Copyright 2003 Wayi International Digital Entertainment Co.,Ltd. All Rights Reserved
|
|
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
トップページへ βテスターINDEX へ |