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【第7回】
「ゴールドウィング」デフォルメされた戦闘機で戦うネットワーク対戦型3Dシューティング
(04/10/29)
“βテスト”とは、開発中のゲームを一般のユーザーにプレイしてもらい、最終的な動作検証や不具合の発見・修正などを行うもの。現在では、正式サービス開始前に無料でβテストを行うのが一般的となり、タイトル数も増加している。 そこで、MMORPGをはじめとしたβテストを実施しているタイトルの増加に伴い、毎月最終金曜日は現在βテストを実施しているゲームを“週末ゲーム”の特別版“βテスター”として紹介する。話題のゲームや独自に注目しているゲームのβテストに参加し、ゲームの内容やテスター独自の視点で感じたことなどを報告していこう。
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ロビー画面。左のリストからロビーを選択しよう | チュートリアルでは、空中に浮かぶコインを拾いながら基本的な操作を学んでいく |
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クエストでは部屋に入ると任務内容を確認できる |
クエストでは、最大4人のプレイヤーとチームを組んで、“2分以内にミサイルを3つ破壊する”といった任務に挑戦する。まずは、ロビーリスト左側のロビー一覧を下側へスクロールしてクエストロビーに入り、他のプレイヤーが作成した部屋に入ってみよう。部屋に入ると任務内容を確認したり、チャットを行うことが可能。ゲーム開始前にチャットで挨拶をしたり、任務内容に関する役割分担などを話し合って、クエストを成功させるために努めていこう。
最初にプレイするクエストとしてオススメなのは、難易度レベル1の飛行船を撃墜するクエストだ。飛行船はこちらを攻撃してこないので、移動しながらのミサイル攻撃といった操作に慣れるのに最適だろう。操作に慣れてきたら、クエストのレベルを上げていくとよい。敵機に撃墜されたり、時間内に任務を達成できないなどでクエストに失敗してもペナルティは与えられないので、さまざまな操作を試しつつ、任務を遂行していこう。
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戦闘中の画面。右上のレーダーを見ながら敵機の攻撃を回避していこう | 撃墜されると観戦モードに切り替わる場合もある |
クエストを成功させると経験値とお金を入手することが可能。経験値が一定値に達すると“訓練兵”から“ルーキー”といった具合に階級が上がり、特定の階級になると新しい戦闘機を購入できるようになる。戦闘機は、耐久力や旋回力などのバランスが優れている“ニューボール”、旋回力が優れている“フォッカー”、上昇力が優れている“FBA”など、さまざなま機体が用意されている。本作では、プレイすればするほどお金が貯まっていくので、すべての機体を購入して操作を試してから、メインとして搭乗する機体を選別するとよい。
対戦では、最大8人のプレイヤー同士で撃ち合う個人戦や、2つのチームに分かれて戦うチーム戦を楽しむことができる。個人戦・チーム戦といった種別は、対戦用の部屋を作成した人が選択する。すでに作成されている部屋に入る場合は、作成された部屋番号の右側に表示されているプレートの色で、個人戦・チーム戦の種別を判別可能。赤青2色のプレートが表示されている場合はチーム戦、黄色のプレートが表示されている場合は個人戦の部屋を示している。チーム戦をプレイしたいのに部屋が空いてない、もしくは個人戦の部屋しか空いていないといった場合は、自分でチーム戦用の部屋を作成するとよいだろう。
対戦のルールは、一定時間内に敵となるチームやプレイヤーをひたすら撃墜していくだけ。撃墜数の多いプレイヤーまたはチームが勝利となる。自機が撃墜されても何度でも復活できるので、積極的に攻撃していくとよいだろう。だがゲーム中では、チームメンバーのみとチャットを行う機能が搭載されていないので、チームメイトとの意思疎通がとても難しい感じた。チーム戦で1人のプレイヤーを集中攻撃するにしても、チャットで指示を出すと敵チームに筒抜けとなるので、この点は早く改善してほしいところだ。
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チーム戦は赤と青のチームに分かれて行う | 戦闘中に自分の攻撃が命中すると“HIT”、相手を撃墜すると“BINGO”と表示される |
本作の魅力は、MMORPGのように長時間腰を据えて遊ぶという感じのものではなく、短時間でサクッと遊べるところにあるだろう。階級制度や新機体の購入といったやり込み要素も導入されているので、腰を据えてじっくりとプレイしたい人でも十分に楽しめるはずだ。1つ残念なところは、ゲーム中にチャットができないということ。操作が忙しく、何か発言している間に撃墜されることもしばしばある。とくにチーム戦では意志疎通が難しいので、この点をボイスチャットやキーマクロなどで補うように改善すれば、いま以上に楽しく対戦できるのではないだろうか。とはいえ、本作は頻繁に修正が施されているようなので、今後のアップデートによる新機能の実装に期待したいところである。
なお、筆者はシューティングゲームがとても下手である。それでも十分に敵の攻撃を回避して反撃を加えることが難なくできるし、対戦でもそれなりに勝利している。シューティングが下手な筆者でも、それなりに勝利を重ねて楽しめる理由としては、マウスによる直感的な操作が挙げられるだろう。また、戦闘機がコミカルに描かれているため、年齢や性別を問わずに誰でも気軽に参加できる点も見逃せない。正式サービスの開始時期やサービス利用料などは、現段階では未定とのこと。まだしばらくは無料で遊べると思うので、お手軽ゲームを探している人は、一度プレイしてみてはどうだろうか。
【著作権者】NHN Japan(株)
【対応OS】Windows 98/Me/2000/XP
【ソフト種別】フリーソフト(β版)
【バージョン】-
□ゴールドウィング
http://goldwing.hangame.co.jp/goldwing2/
(スパート:林 佑樹)