　そこで、MMORPGをはじめとしたβテストを実施しているタイトルの増加に伴い、毎月最終金曜日は現在βテストを実施しているゲームを“週末ゲーム”の特別版“βテスター”として紹介する。話題のゲームや独自に注目しているゲームのβテストに参加し、ゲームの内容やテスター独自の視点で感じたことなどを報告していこう。

海底やコンサートホールなどのステージでプレイできる

　今回は、音楽に合わせてキーボードを入力していくオンライン対戦型リズムアクションゲーム「O2Jam」を紹介する。本ゲームは、日本や韓国のアーティストが提供したオリジナル曲でゲームをプレイできるのが特長。新曲の追加や最大8人での対戦プレイなど、オンラインならではのサービスも盛り込まれている。またゲーム内では、プレイヤーの分身となるアバターを所有でき、対戦プレイを勝ち抜いて獲得したゲーム内のお金でアバター用の衣装やアクセサリーを購入して、着飾ることができる。本ゲームは、11日よりオープンβサービスが開始されたばかりだが、短い時間で気軽にプレイできるため、すでに多数のプレイヤーが集まって対戦を楽しんでいる。

チュートリアルから「O2Jam」の世界へ

　本ゲームでは、ゲームアカウント作成時に登録したニックネームや性別などがアバターに反映され、たとえば、男性として登録すれば男のアバター、女性として登録していれば女のアバターがプレイヤーの分身となる。初回プレイ時のアバターは、下着1枚の丸坊主姿で登場するので、腕を磨いてゲーム内でお金をたっぷり稼ぎ、服やアクセサリーなどを買ってあげよう。

　ゲーム画面は、左側にキーを入力するタイミングを示す“音塊（おんかい）エリア”、右側にプレイ中のアバターが表示されている。ルールは、画面左側で上から落ちてくる“音塊”というブロックと下側の“判定ライン”が重なった瞬間に、“音塊エリア”の下側へ表示されている7つの鍵盤に割り当てられたキーを入力するだけ。初回プレイ時には、チュートリアルでこういった基本操作やルールを学ぶことができるので、必ず覚えるようにしよう。そしてチュートリアルが終了すると、いよいよ他のプレイヤーが集まる“控え室”に進む。

優しく解説してくれるチュートリアル。使うキーや指のポジションまで指導してくれる

シングルルームで練習しよう

音楽ファイルのダウンロードは、チェックボックスにチェックを入れるだけ

ルームに入ったら“Ready”ボタンを押して待機

　“控え室”からは、ゲームをプレイする際に入室する“プレイルーム”や、アバターに着せる服などを購入できる“アイテムショップ”などに移動することが可能。本ゲームでは、ゲーム内で使用する音楽ファイルをダウンロードする必要があるので、まずは“ミュージックショップ”に入っていろんな音楽ファイルをダウンロードしておこう。また“ミュージックショップ”には、新しい音楽ファイルが追加される場合もあるので、定期的にチェックしておくとよいだろう。

　音楽ファイルを確保したあとは、いよいよプレイ開始となる。腕に自信があればすぐに対戦モードに入るのもよいが、まずは“シングルルーム”を作成して1人でプレイを練習してみよう。“シングルルーム”は、“控え室”の右下に表示されている“ルーム作成”ボタンを押して、［シングル］か［対戦］を選択すると作成できる。ルームに移動すると、ゲーム内で使用する音楽や、ゲーム画面の右側に表示されるステージを深海、神社などから選択することが可能。また、“音塊”の数が増減する難易度や、“音塊”が落ちるスピードを設定することもできる。

　あとはチュートリアルで教わったとおり、各鍵盤に割り当てられたキーを入力していこう。キー入力のタイミングがピッタリ合うと“Cool”、少しずれると“Good”と判定され、大幅にずれたときは“Bad”、完全にずれたときは“Miss”と表示される。また、“Cool”と“Good”を連続で2回以上出すと“Combo”が発生する。

　また、アバターの頭上には横長の“LIFEゲージ”が表示されており、“Cool”や“Good”を発生させたときはゲージが伸び、“Bad”や“Miss”を連発すると減っていく。“LIFEゲージ”がゼロになる前に曲が終了するとクリアとなり、ゲーム内で使用できるお金と経験値を獲得できる。また、ミスが続いて“LIFEゲージ”が空になると失敗となって曲が終了し、お金と経験値を得ることはできない。

任務や対戦プレイに挑戦しよう

　本ゲームでは、一定の経験値を獲得するとレベルアップすることが可能。レベルアップ時には、“LIFEゲージ”が伸びるといった特典などは用意されておらず、レベルが4つ上がるごとに“難易度4以上の曲でComboを20個発生させよ”といった任務が発生する。ここで与えられた任務をクリアしていかないと、経験値とお金が一切入手できなくなるので、お金を貯めたい人は一生懸命練習して任務をクリアしていこう。

　任務をクリアできるようになったら、他のプレイヤーとの対戦に挑戦してみよう。対戦は最大8人まで参加でき、個人戦や2人対2人などのチーム戦を行うことが可能。対戦では、ゲーム中に“Cool”や“Good”を出して得点を稼ぎ、最も高い得点を獲得したプレイヤーまたはチームが勝利となる。また、対戦を行うルーム内ではチャットができるので、他のプレイヤーとの会話を楽しんだり、曲のリクエストを出すなどして、コミュニケーションをとるのもよいだろう。

　

“Cool”や“Combo”でアバターの周りに光が舞う 　 対戦終了後の結果画面を見れば、スコアやミスタッチの数などが分かる

アバターをかわいく変身させる

ネックレスやイヤリングなど可愛らしいアイテムで、自分のアバターを変身させよう

　対戦である程度お金が貯まったら、“アイテムショップ”で服やアクセサリーなどを購入して、アバターを変身させよう。しかし、購入できる服などはとても高価なうえに数も少ないので、お金に余裕があるときだけ購入するとよいだろう。購入した服などは“控え室”の上側に表示されている“マイルーム”で着用できるほか、不要なアイテムを売却することが可能。正式サービス開始時には、“LIFEゲージ”を増加させるアイテムも登場するとのことなので、ゲームをクリアできない場合は活用するとよいだろう。

音楽ゲーム未体験の人でも夢中になれる

パスワードやレベル制限をかければ、友達や家族だけでの対戦もできる

　本ゲームは、操作やルールが簡単なので、音楽ゲームのファンはもちろん、音楽ゲーム未体験の人でも夢中になれるはずだ。ゲーム内で用意されている音楽ファイルも、テクノやクラシック、バラードなど幅広いジャンルが用意されており、気分や対戦する相手に合わせて音楽を変えてみるといった楽しみ方もできるだろう。

　正式サービスは4月下旬から開始される予定で、正式サービス開始後も無料でプレイできるとのこと。また、正式サービス開始後は、ゲーム内で使用するアイテムや音楽ファイルに課金を行うと言う。1曲2～3分程度でプレイできるので、忙しいユーザーでもちょっとした息抜き代わりにプレイしてみてはいかが？

【著作権者】（株）ガマニアデジタルエンターテインメント、O2 Media Inc.
【対応OS】Windows 98/Me/2000/XP
【ソフト種別】フリーソフト（β版）
【バージョン】-
【ファイルサイズ】70.3MB

□O2Jam
https://gash.gamania.co.jp/o2/

（麻生ちはや）

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