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最新版「Google Chrome」では再読み込み処理が大幅に高速化

バリデーションを簡素化してリクエストを60%削減。リロード処理は28%高速化

公式ブログ“Chromium Blog”

 米Google Inc.は26日(現地時間)、公式ブログ“Chromium Blog”で、最新版「Google Chrome」におけるWebページの再読み込み(リロード)処理を大幅に高速化したことを明らかにした。

 ページがリロードされると、ブラウザーはまず当該ページのリソースがまだ利用可能かどうかサーバーに問い合わせる。この処理はバリデーション(検証)と呼ばれているが、ページあたり数十のドメインに対して数百のネットワークリクエストが発生することも珍しくない。これは遅延が大きく、安定して長く接続できないことの多いモバイルデバイスでは特に深刻なパフォーマンス低下をもたらす。

 そもそもリロード処理は、読み込んだページが壊れていたり、コンテンツが古くなっている時のためのものだ。しかし、Webページの品質が向上した現在、読み込んだページが壊れているというケースは以前よりも減っており、特にモバイルデバイスでは古くなったコンテンツを再読み込みするというケースが圧倒的だ。

 そこで「Google Chrome」の最新版では後者のユースケースに特化してバリデーション処理を単純化し、メインのリソースのみを検証してリロードを行うように変更が加えられているという。これにより検証リクエストは60%削減され、リロード処理が28%高速化されているという。また、副次的なメリットとして帯域幅とバッテリーの消費も抑えられる。

Improved Reload in Chrome: before/after on a slow mobile connection

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