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Adobe、「Adobe Flash Player 27」の月例セキュリティアップデートを公開
CVE番号ベースで5件の脆弱性を修正、適用優先度はLinux向けを除き“2”
2017年11月15日 08:44
米Adobe Systems Incorporatedは14日(現地時間)、「Adobe Flash Player」の最新版v27.0.0.187を公開した。重大な不具合とセキュリティに関わる修正を施した月例アップデートとなっている。
同社が公開したセキュリティ情報(APSB17-33)によると、今回修正された脆弱性はCVE番号ベースで5件。深刻度はいずれも“Critical”で、任意のコード実行につながる恐れがあるという。
これらの脆弱性はWindows/Mac/Linux版デスクトップランタイムや「Google Chrome」用プラグイン、「Microsoft Edge」「Internet Explorer 11」用のプラグインの旧バージョン(v27.0.0.187以前)に影響する。同社は、Linux版を除くすべてのプラットフォーム版で更新プログラムの適用優先度を“2(悪用の可能性は低いが早めの更新するのが望ましい)”とし、なるべく早いアップデートを推奨している。
「Adobe Flash Player」の最新版は、現在同社のWebサイトから無償でダウンロード可能。自動更新機能が有効になっていれば、通常24時間以内に自動でアップデートされる。
なお、Windows 8.1の「Internet Explorer 11」用、およびWindows 10の「Internet Explorer 11」「Microsoft Edge」用の「Flash Player」の最新版は“Windows Update”を通じて提供される。また、「Google Chrome」用の「Flash Player」も自動で最新版へ更新される。