ニュース
「Excel 2010」の新元号対応パッチに起動不能や強制終了の不具合 ~すでに撤回済み
問題が生じる環境は「KB4461627」などのアンインストールを
2019年1月7日 12:00
米Microsoftは1月5日(現地時間)、「Microsoft Office」向けの非セキュリティ更新プログラム(同月2日リリース)の一部に不具合が存在することを明らかにした。問題のある更新プログラムはすでに配信が停止されているという。すでにインストールされている場合は、アンインストールが推奨されている。
同社のサポートページで不具合の存在が明らかにされているのは、以下の更新プログラム。いずれも5月に予定されている改元に備えたアップデートだった。
- 「Microsoft Excel 2010」向け「KB4461627」
- 「Office 2010」向け「KB4032217」
- 「Office 2010」向け「KB4032225」
- 「Office 2010」向け「KB4461616」
同社のサポートページでは“「Microsoft Excel」または他のアプリケーションで問題が生じる恐れがある”としか説明されていないが、“Twitter”などに寄せられた報告によると、「Excel 2010」が起動しなくなったり、入力中に“動作を停止しました”というエラーメッセージが表示されて強制終了する不具合が発生するようだ。
なお、同様の不具合は昨年11月にリリースされたパッチでも発生し、「Microsoft Access」などに影響が出ている。