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「Windows 10 バージョン 1809」向けの“オプション”パッチが誤って自動配信される

元号関連の修正は和暦を扱うアプリケーションに影響する可能性があるので注意

オプションとして配布されるはずの「KB4495667」が誤って一部ユーザーに自動配信

 米Microsoftは5月5日(現地時間、以下同)、オプションとして配布されるはずの「KB4495667」が誤って一部ユーザーに自動配信されていたことを明らかにした。すでに対策が講じられているため、ユーザー側の対処は不要だ。

 同社によると、影響を受けるプラットフォームは以下の通り。

  • クライアント:「Windows 10 バージョン 1809」、「Windows 10 Enterprise LTSC 2019」
  • サーバー:「Windows Server バージョン 1809」、「Windows Server 2019」

 Windows 10の品質アップデートは毎月第2火曜日(米国時間)に実施されるのが原則(自動でダウンロード・インストールされる)だが、セキュリティ関連を除く修正はその前にプレビュー公開されることがある。プレビューの更新プログラムは通常、“Windows Update”を手動でチェックしない限りダウンロード・インストールされない“オプション”扱いとなるはずだが、今回はサービス側の手違いで誤配信が発生してしまったようだ。

 「KB4495667」は3日にリリースされ、新元号“令和”への対応に加え、OSや「Microsoft Edge」、「Internet Explorer」で発見された不具合の修正が含まれていた。とくに元号関連の修正は和暦を扱うアプリケーションに影響する可能性があるので、念のためチェックしておいた方がよいだろう。