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「LibreOffice 24.8.3 Community」が公開 ~「Visio」のテンプレ形式に対応

クロスプラットフォームで動作するオープンソースのオフィス統合環境

「LibreOffice 24.8.3 Community」がリリース

 The Document Foundationは11月14日(中央ヨーロッパ時間)、「LibreOffice 24.8.3 Community」を公開した。80件以上の不具合とリグレッション(機能後退)の修正したメンテナンスアップデートとなっている。

 「LibreOffice」は、クロスプラットフォームで動作するオープンソースのオフィス統合環境。オープンなドキュメント仕様「Open Document Format」(ODT、ODS、ODP)をサポートする。「Microsoft Office」とも高い互換性があり、本バージョンでは「Visio」のテンプレートフォーマットVSTXにも新たに対応している。

 ちなみに、「LibreOffice」には既存機能の改善に注力した安定(Still)版「LibreOffice 24.2」と、テクノロジー愛好家やパワーユーザーを対象とした最新(Fresh)版「LibreOffice 24.8」がある(バージョンナンバーはそれぞれリリースされた年と月を表す)。今回リリースされた「LibreOffice 24.8.3」は後者にあたり、「XLOOKUP」や「LET」といった新しいスプレッドシート関数なども使える。

 一方の「LibreOffice 24.2」シリーズは最終版がリリースされ、サポート終了も今月末に迫っている。そろそろ「LibreOffice 24.8」への移行を準備したい。