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Windows 11のタスクバーをMacのDock風にできる「RoundedTB」に新オプション

タスクトレイを多用するユーザーにうれしい新機能も ~最新版のR3.1が公開

「RoundedTB」R3.1

 Windows 10/11のタスクバーをチャーミングな角丸にカスタマイズできるユーティリティ「RoundedTB」が11月15日(日本時間)、R3.1へとアップデートされた。本バージョンには、新しいカスタマイズオプションがいくつか追加されている。

 「RoundedTB」はWindowsのタスクバーに余白を設け、角を丸くするタスクトレイ常駐型ツール。Windowsのタスクバーはデスクトップの端に張り付いているのが普通だが、このツールを利用すれば端から切り離すことができる。角丸のスタイルはWindows 11のウィンドウデザインにもフィットしており、初めからこのデザインでもおかしくないほどだ。

 さらに、タスクボタンの数に応じてタスクバーが伸縮する動的モード(Dynamic mode)を有効にすれば、Macの「Dock」のようなスタイルへカスタマイズすることも可能。このモードはWindows 11専用だが、試してみる価値は十分ある。

 今回のアップデートでは、ウィンドウが最大化したときにタスクバーを「埋める」(Fill)オプションが追加された。タスクバーを動的モードにした状態でウィンドウを最大化すると、タスクバーの左右に余白が残ってしまうが、このオプションを有効化しておけばウィンドウの最大化時に動的モードが解除され、余白がなくなる。この「埋める」オプションは[Alt]+[Tab]キーのタスク切り替えでも利用することが可能。

タスクバーを動的モードにした状態。ここから「メモ帳」ウィンドウを最大化してみる
標準状態だとタスクバーの左右に余白が残ってしまう(左下を拡大)
タスクバーを「埋める」(Fill)オプション(左下を拡大)。動的モードが解除され、余白がなくなる

 また、動的モードでタスクトレイ(通知エリア)を非表示にしている場合に、マウスオーバーで一時的にタスクトレイを表示するオプションが導入された。[Shift]+[F2]キーでタスクトレイの表示をトグルしなくても、必要なときにタスクトレイが利用できる。

ウスオーバーで一時的にタスクトレイを表示するオプション

 そのほかにも、動的モードでタスクボタンがタスクバーからあふれた場合に、それを自動検出して元のモードへ切り替えられるようになるなどの改善が施されている。

 「RoundedTB」は「GitHub」のオープンソースプロジェクトで、ライセンスは「GNU General Public License v3.0」(GPL-3.0)。リリースページから無償でダウンロードできるが、「Microsoft Store」で検索してインストールするのが簡単だ。

ソフトウェア情報

「RoundedTB」
【著作権者】
Torch 氏
【対応OS】
Windows 10/11
【ソフト種別】
フリーソフト(寄付歓迎)
【バージョン】
R3.1(21/11/15)