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「Adobe Flash Player」にゼロデイ脆弱性、修正が施された最新版が公開
リモートからシステムを乗っ取られる恐れ
(2014/2/5 10:41)
米Adobe Systems Incorporatedは4日(現地時間)、「Adobe Flash Player」の最新版を公開した。本バージョンではリモートからシステムを乗っ取られる恐れのある重大な脆弱性が1件修正されている。
同社が公開したセキュリティ情報(APSB14-04)によると、旧バージョンの「Adobe Flash Player」には整数アンダーフローの脆弱性(CVE-2014-0497)が存在し、最悪の場合、リモートから任意のコードが実行可能になるという。脆弱性の深刻度は“Critical”(4段階中最高)で、すべてのプラットフォームに影響する。
すでにこの脆弱性を悪用した攻撃も確認されており、同社では更新プログラムの適用優先度を「Adobe Flash Player 11.7」「Adobe Flash Player 12」(Windows/Mac OS X版)でもっとも高い“1”と定め、以下の最新版へのアップデートを推奨している。
- 「Adobe Flash Player 12」(WindowsおよびMac OS X):v12.0.0.44
- 「Adobe Flash Player 11.7」(WindowsおよびMac OS X):v11.7.700.261
- 「Adobe Flash Player 11.2」(Linux):v11.2.202.336
「Adobe Flash Player」は、現在同社のWebサイトから無償でダウンロード可能。すでにインストールされている場合は、自動更新機能を利用してアップデートすることもできる。
なお、「Internet Explorer 10(Windows 8)」「Internet Explorer 11(Windows 8.1)」用の「Adobe Flash Player」最新版は、“Windows Update”を通じて提供される。また「Google Chrome」用の「Adobe Flash Player」は、3日に公開された「Google Chrome」v32.0.1700.107に最新版が同梱されている。
ソフトウェア情報
- 「Adobe Flash Player」Windows版
- 【著作権者】
- Adobe Systems Incorporated
- 【対応OS】
- Windows XP/Server 2003/Vista/Server 2008/7/8
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 12.0.0.44(14/02/04)