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Microsoft、「Node.js Tools for Visual Studio」v1.0のベータ版を公開

「Visual Studio 2013 Express for Web」に対応。“TypeScript”のサポートなどを追加

「Node.js Tools for Visual Studio」v1.0 Beta

 米Microsoft Corporationは4日(現地時間)、「Visual Studio」へ“Node.js”開発機能を追加するオープンソースのプラグイン「Node.js Tools for Visual Studio」v1.0のベータ版を公開した。現在、“Codeplex”のプロジェクトサイトから無償でダウンロードできる。ライセンスは“Apache License 2.0”。

 「Node.js Tools for Visual Studio(NTVS)」は、「Visual Studio」を“Node.js”の開発環境にするプラグイン。コードエディターでのシンタックスハイライト、入力補完機能“IntelliSense”、「npm」によるパッケージ管理、ローカルおよびリモートでのデバッグ、クラウドサービスへの公開などといった機能が利用できるようになる。

 昨年11月に初めてリリースされたアルファ版では動作環境が「Visual Studio 2012」および「Visual Studio 2013」の“Professional”エディション以上に限られていたが、本ベータ版ではWeb開発の入門者向けに無償提供されている「Visual Studio 2013 Express for Web」でも利用できるようになった。

 また、デバッグ機能も大幅に強化。ブレークポイントの設定、コールスタックのチェック、変数の監視、式ウォッチ、条件ブレークポイントの作成といった開発者が必要とする基本的なデバッグ機能がすべてサポートされたほか、“Microsoft Azure”上で実行されている“Node.js”アプリケーションを手軽にリモートデバッグできるようになった。これは、“Microsoft Azure”側のOSがLinuxであっても機能する。

デバッグ機能が大幅に強化(同社ブログより引用)

 そのほかにも“エディット&コンティニュー”機能へ対応。アプリの実行を一時中断してソースコードを変更し、そのまま再開できるようになった。さらに、“TypeScript”言語による開発も新たにサポートされている。

ソフトウェア情報

「Node.js Tools for Visual Studio」
【著作権者】
Microsoft Corporation
【対応OS】
(編集部にてWindows 8.1で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.0 Beta(14/04/04)

(柳 英俊)