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ゲームパッドに対応したリモートデスクトップ操作ソフト「Ragnarok」が公開

「Brynhildr」をベースに「vJoy」を介したゲームのリモートプレイをサポート

「Ragnarok」v0.1.0

 リモートデスクトップ操作ソフトの開発で著名なIchiGeki氏は21日、新しいリモートデスクトップ操作ソフト「Ragnarok(ラグナロク)」v0.1.0を公開した。現在、作者のWebサイトからダウンロードできる。

 「Ragnarok」の特長は、ゲームパッドによるゲームのリモートプレイに対応していること。ソフトそのものは同氏が開発したリモートデスクトップ操作ソフト「Brynhildr」の映像転送を“MJPG”、音声伝送を“PCM”に固定したものとなっており、「Brynhildr」と性能や操作は同じだ。

 「Ragnarok」が「Brynhildr」と大きく異なるのは、クライアント側で発信したゲームパッドの信号をサーバー側で受信できる点。オープンソースの仮想ジョイスティックドライバー「vJoy」を介することで、サーバー上のゲームをクライアントに接続されたゲームパッドでプレイできるようになるという。

 そのため、ゲームパッドを利用したリモートプレイを行うには、あらかじめサーバー側に「vJoy」をインストールしておく必要がある。サーバー側では、「vJoy」に含まれる“vJoyInterface.dll”を「Ragnarok」のフォルダーへコピーし、「Ragnarok」を起動しておこう。次に、クライアント側で「Ragnarok」のフォルダーにある“ragnarok.dll”を削除し、「Ragnarok」を起動すれば準備は完了。「Brynhildr」と同様の手順でサーバーへクライアントを接続すれば、ゲームパッドを使ったリモートプレイが可能になる。

 なお、ゲームパッドはアナログ十字キーとアナログスティック2本、アナログボタン2個、32個までのボタンに対応するとのこと。現在のところ、“PlayStation 4”のコントローラー、ELECOM製のUSBゲームパッド“JC-U3312S”、Logicool製のゲームパッド“F310”で動作を確認しているという。

ソフトウェア情報

「Ragnarok」
【著作権者】
IchiGeki 氏
【対応OS】
Windows 2000/XP/Server 2003/Vista/Server 2008/7/Server 2012/8/10
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
0.1.0(15/10/21)

(樽井 秀人)