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Microsoft、「KB5067112」を公開 ~「Windows 11 23H2」の2025年10月プレビューパッチ

タッチキーボードや外部仮想スイッチの問題を解決

Microsoft、「Windows 11 バージョン 23H2」の2025年10月非セキュリティプレビュー更新プログラム「KB5067112」をリリース

 米Microsoftは10月28日(現地時間)、「Windows 11 バージョン 23H2」向けの2025年10月非セキュリティプレビュー更新プログラム「KB5067112」をリリースした。主な変更は、以下の通り。

  • デバイスがスリープ状態から復帰すると、タッチキーボードがテキストフィールドで文字を入力できなくなる問題に対処。タッチキーボードのアニメーションは正しく表示されるが、サインイン画面でパスワードなどを入力しようとキーを押しても入力されない
  • 外部仮想スイッチが物理ネットワークインターフェイスカード(NIC)バインドを失い、ホストの再起動時に内部スイッチに変換され、ネットワーク接続が失われる問題を修正。ホストネットワークサービスの起動時に孤立した仮想スイッチオブジェクトが誤って検出されたことが原因だった
  • デバイスの初期セットアッププロセス(Out-of-Box Experience、OOBE)やユーザーがデスクトップに到達したときに設定済みの個人用設定を提案する機能が有効に
  • 「Azure Stack Hub」やクラスターのアップグレード中に接続エラーが発生する「Azure Local」の問題に対処
「設定」アプリで用途別にプリセットされた個人設定を提案する機能。OOBEなどでは全画面で案内されるはずだ

 なお、今回リリースされたのは、米国時間来月第2火曜日に予定されている月例の更新プログラム(パッチチューズデー)に先駆けてテストされるプレビューパッチ。セキュリティ関連の修正は含まれておらず、 適用は必須ではない(オプション提供) 。あくまでも新機能をいち早く試してみたいパワーユーザーや、組織で大量のデバイスを管理しており、自社環境への影響を事前にテストしたいIT管理者向けだ。一般のユーザーは来月のパッチチューズデーを待っても問題はないだろう。

 また、12月は休暇のためプレビューパッチの提供はないとのこと。