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Windows Serverのセキュリティパッチが緊急公開、「WSUS」にリモートコード実行の脆弱性

すでに概念実証(PoC)コードあり、できるだけ早い対応を

同社のリリース

 米Microsoftは10月23日(現地時間)、「Windows Server Update Services」(WSUS)のWSUS Reporting Web Serviceでリモートコード実行(RCE)の脆弱性(「CVE-2025-59287」を確認したとして、更新プログラムを定例外(Out of Bound:OOB)でリリースした。Windows Serverの各バージョンで、以下のパッチが提供中だ。

 パッチの適用を完了するには、OSの再起動が必要。すでに概念実証(PoC)コードが明らかにされており、セキュリティ攻撃に悪用される可能性がある。できるだけ早い対応が必要だ。

 なお、これらの更新プログラムは“累積的”、つまり以前の修正をすべて含んだものとなっている。たとえば「Windows Server 2025」に「KB5070881」が適用されていれば、2025年10月のセキュリティパッチ「KB5066835」など、古いパッチをわざわざインストールする必要はない。

 また、「WSUS」サーバーの機能が有効になっていないサーバーは「CVE-2025-59287」の影響を受けない。そのため、今回リリースされたパッチを適用する必要はない。