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システムモニタリングツール「Sysmon」、Windows 11/Windows Server 2025に内蔵へ

来年にも実施

「Sysinternals」のシステムモニタリングツール「Sysmon」

 米Microsoftは11月18日(現地時間)、「Sysmon」をWindows 11とWindows Server 2025にネイティブ統合する計画を明らかにした。OSに内蔵され、「Windows Update」で自動更新されるようになる。

 「Sysmon」(System Monitor)は、同社の「Sysinternals」で配布されているコマンドラインユーティリティ。システムで動作するデバイスドライバーやWindowsサービスのログを採取し、「イベント ビューアー」や「PowerShell」などで分析できるようにする。IT管理者やセキュリティ専門家にとっては不可欠なツールだ。2021年10月にはオープンソースのLinux版も登場している。

 「Sysmon」がOSに含まれるようになれば、別途ダウンロード・インストールしたり、新バージョンが出るたびにアップデートする手間はなくなる。このことは、OSのセキュリティと安全性を高めるため同社が推進している「セキュア フューチャー イニシアティブ」(Secure Future Initiative、SFI)の方針にも合致する。

 「Sysmon」のWindows統合は、来年にも実施される予定。[Windows の機能](Windows の機能の有効化または無効化、optionalfeatures)ダイアログで追加・削除できるようになる。

[Windows の機能]ダイアログ