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「Google Chrome」に脆弱性、「WebGPU」の解放後メモリ利用と「V8」の境界外読み書き

修正版が公開、Windows環境ではv143.0.7499.146/.147が展開中

「Google Chrome」にアップデート。Windows環境にv143.0.7499.146/.147が展開中

 米Googleは12月16日(現地時間)、デスクトップ向け「Google Chrome」の安定(Stable)チャネルをアップデートした。現在、Windows/Mac環境にはv143.0.7499.146/.147が、Linux環境にはv143.0.7499.146が展開中だ。

 本リリースでは、以下の2件の脆弱性が修正された。

  • CVE-2025-14765:Use after free in WebGPU(High)
  • CVE-2025-14766:Out of bounds read and write in V8(High)

 深刻度の評価は、いずれも4段階中上から2番目の「High」。今のところ悪用の報告はないようだ。

 デスクトップ向け「Google Chrome」はWindows/Mac/Linuxに対応しており、現在、同社のWebサイトから無償でダウンロード可能。Windows版は、Windows 10/11に対応している。すでにインストールされている場合は自動で更新されるが、設定画面(chrome://settings/help)にアクセスすれば手動でアップデート可能。アップデートを完全に適用するには、「Google Chrome」の再起動が必要だ。