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「AOMEI Backupper」に未修正の脆弱性? 実証コードも公開済み

6月に脆弱性情報が公開されるも未修正のまま放置されている模様

「AOMEI Backupper」

 米カーネギーメロン大学のSoftware Engineering Institute(ソフトウェアエンジニアリング研究所)が運営するCERT(Computer Emergency Response Team) Coordination Centerは9月10日(現地時間)、「AOMEI Backupper」に未修正の脆弱性「CVE-2026-12780」があることを発表した。

 「CVE-2026-12780」は、「AOMEI Backupper」がインストールするamwrtdrv.sysに不備があり、セキュアブートが無効になっている環境でローカルの攻撃者がOS起動前にUEFIレベルの任意コードを実行できてしまう脆弱性。これにより、OSレベルのセキュリティ制御を回避されるほか、場合によってはBitLockerのボリュームマスターキー(VMK)を窃取される恐れがある。深刻度はCVSS 4.0の基本値で7.1(HIGH)。

 「CVE-2026-12780」は、6月にv6.0.0~v6.3.0に影響する脆弱性として公表され、実証コードも公開されている。開発元にも報告済みだが、開発元からの返答はない状態だった。今回、CERT Coordination Centerが改めて、脆弱性公表の直前にリリースされたv6.4.0にも同脆弱性が存在することを警告した模様だ。

 対策としてCERT Coordination Centerは修正されたamwrtdrv.sysへ更新することを推奨している。しかし、編集部で最新版の「AOMEI Backupper」をインストールして確認したところ、Windowsのシステムフォルダーにあるamwrtdrv.sysは2026年6月11日付で署名がされており、修正が行われていない可能性が高い。念のため、「CVE-2026-12780」は修正されていないと考えたほうが良いだろう。

ファイルの署名は6月11日付

 緩和策として、CERT Coordination Centerは以下の3つを挙げている。

  • 「AOMEI Backupper」をアンインストールする
  • 管理者権限で「コマンドプロンプト」を起動して以下のコマンドを実行し、amwrtdrv.sysのサービスを無効にする(「PowerShell」では動作しないので注意)
    sc.exe config amwrtdrv start= disabled
  • UEFI設定でセキュアブートを有効にする
「コマンドプロンプト」で『sc.exe config amwrtdrv start= disabled』を実行