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無料のメーラー「Thunderbird」v157.0がリリース ~企業向けポリシーを拡充

76件の脆弱性を修正

「Thunderbird」v157.0

 オープンソースのメールソフト「Thunderbird」の最新版、v157.0が9月29日にリリースされた。本アップデートでは、主に企業向けポリシーの拡充が行われている。

 追加されたポリシーは2つある。1つ目の[DisableChat]ポリシーではチャット機能を、2つ目の[DisableFileLink]ポリシーではFileLink機能をそれぞれ無効化することが可能となった。これにより、企業環境などにおける機能制限がより柔軟に管理できるようになる。

 このほか、IMAPおよびPOPを手動で設定する際、ポート番号の入力欄が必須ではなくなりオプション化された。セキュリティ関連では、完全性保護によって暗号化されたOpenPGPメッセージ内におけるリモートコンテンツの表示が許可されるようになっている。

 不具合の修正も多岐にわたる。たとえば、処理終了後もステータスバーがアクティブなままでCPU使用率が100%に達してしまう深刻な問題が修正された。また、IMAPアカウントの設定中にサーバーの応答を待機する際にフリーズする問題や、送信済みのメッセージがIMAPの送信済みフォルダーに保存されない問題などが解決されている。

 セキュリティの修正は76件で、深刻度の内訳はMozillaの基準で4段階中2番目に高いhighが38件、3番目に高いmoderateが29件、最も低いlowが9件。「Thunderbird」は既定でスクリプトが無効化されているため、「Firefox」ほどの影響はないが、できるだけ早いアップデートを推奨する。

 「Thunderbird」は、Windows/Mac/Linuxに対応する寄付歓迎のフリーソフトで、現在、公式サイト「thunderbird.net」や「Microsoft Store」からダウンロードできる。Windows版はWindows 10以降をサポートしており、窓の杜ライブラリからもダウンロード可能だ。