NEWS(11/03/01 13:29)

深刻度“High”の脆弱性16件などを修正した「Google Chrome」v9.0.597.107

強制終了を引き起こしたり、ポインタが正しく初期化されない脆弱性を修正

 米Google Inc.は2月28日(現地時間)、同社製のWebブラウザー「Google Chrome」の最新版v9.0.597.107を公開した。最新版の主な変更点は、同社の基準で深刻度が4段階中2番目に高い“High”に分類された脆弱性16件と3番目に高い“Medium”に分類された脆弱性3件の、計19件の脆弱性を修正したこと。

 深刻度“High”の脆弱性は、強制終了を引き起こしたり、ポインタが正しく初期化されないというもの。また、深刻度“Medium”の脆弱性のうち1件は64bit版のLinux版のみの問題で、Windows版には影響しない。

 本ソフトは、Windows XP/Vista/7などに対応するフリーソフトで、現在同社のWebサイトからダウンロードできる。なお、すでに本ソフトをインストールしている場合は、数日のうちに自動でアップデートされる仕組み。また、バージョン情報画面から[今すぐアップデート]ボタンを押すことで手動アップデートすることも可能。

【著作権者】
Google Inc.
【対応OS】
Windows XP/Vista/7など
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
9.0.597.107(11/02/28)

(長谷川 正太郎)