NEWS(12/06/25 17:45)
「カシミール3D」が国土地理院主催の“電子国土賞”を受賞
山岳の展望をリアルな3DCGで表示する機能やプラグインによる拡張性が評価された
国土交通省国土地理院は20日、同院の主催する“電子国土賞”の第1回受賞作品のひとつに、老舗3D地図ソフト「カシミール3D」を選出した。「カシミール3D」は、国土地理院から刊行されている数値地図やさまざまな地形データ、標高データなどをもとに、地図や3Dモデルによる展望を表示できるソフト。作者のWebサイトのほか、窓の杜ライブラリからもダウンロードできる。
“電子国土賞”は、国土地理院から刊行されている数値地図といった各種データを活用した、独創性・有用性・発展性・操作性などに優れたソフトやコンテンツを表彰する賞。“東京大学 空間情報科学研究センター”“日本国際地図学会”といった非営利団体の推薦を受けたソフトやコンテンツのなかから、学識経験者などで構成される選考委員会によって選定される。
「カシミール3D」は、山岳の展望をリアルな3DCGで表示する機能やプラグインにより多くの地図データを読み込めるようになるといった拡張性が評価された。“電子国土賞”にはほかにも、iOS用アプリ「東京時層地図」や有償の地図作成ソフト“地図太郎”シリーズなどが選出されている。