レビュー
あらゆるウィンドウをドッキングしてタブで切り替える「TidyTabs」
たくさんのウィンドウで混乱しがちなデスクトップが整理され、使いやすく
2016年11月8日 15:38
「TidyTabs」は、複数のウィンドウをまとめて“タブ”で切り替えられるようにするタスクトレイ常駐型のユーティリティ。Windows 7/8/8.1/10に対応しており、作者のWebサイトからダウンロードできる。
「Google Chrome」や「Firefox」のような“タブインターフェイス”を他のアプリケーションでも利用したいと思ったことはないだろうか。タブ切り替え型のユーザーインターフェースは、同時に比較・参照する必要のない大量の情報を、限られたスペースで扱うのに向いている。また、たくさんのウィンドウで混乱しがちなデスクトップを整理し、使いやすくするのにも有用で、「エクスプローラー」をタブ化する「Clover」といったツールにも根強い人気がある。
今回紹介する「TidyTabs」は、「Clover」と異なり「エクスプローラー」以外のアプリケーションにもタブインターフェイスを追加することが可能。商用不可の無償版“Personal”エディションではグループ化できるウィンドウが最大3つまでに制限されているほか、タブのリネームや並び替え、自動グループ化、マルチモニター対応などが省かれているが、有償の“Professional”ライセンス(9米ドル)を購入すれば、すべての機能が利用可能だ。
「TidyTabs」のセットアップは簡単で、インストールして起動するだけでよい。ウィンドウの左上にマウスカーソルを移動させるとタブが現れ、このタブをドラッグして他のウィンドウへドロップすれば、2つのウィンドウがドッキングされ、タブで切り替えられるようになる。タブを右クリックすれば、「Google Chrome」や「Firefox」のようなタブを操作するためのメニューへアクセスすることも可能。ドッキングの解除も、ドラッグ&ドロップで行える。
また、ビジュアルのカスタマイズ機能も充実しており、設定ダイアログからタブの透明度やドラッグ&ドロップの際に現れるウィンドウのプレビューのデザインを変更することが可能。特定のアプリケーションをタブ化したくない場合は、除外リストへ登録することもできる。
ソフトウェア情報
- 「TidyTabs」
- 【著作権者】
- Nurgo Software
- 【対応OS】
- 64bit版を含むWindows 7/8/8.1/10
- 【ソフト種別】
- フリーソフト(有償版あり)
- 【バージョン】
- 1.2.0(16/10/25)