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Windows 10のサポート期間を10月以降に伸ばすには、「Microsoft アカウント」が必要

最大10台まで利用できる

ESUの取得画面(「Microsoft Learn」より引用)

 10月14日にサポート終了となる「Windows 10」の、サポート期間を延長できる拡張セキュリティ更新プログラム(Extended Security Program:ESU)。先日、テスト開始が発表されたが、これを利用するには、デバイスへ「Microsoft アカウント」でサインインしている必要があるとのこと。普段ローカルアカウントで運用しているユーザーは、注意した方がいいだろう。

 米Microsoftが米国時間6月24日付けで公開したWindows 10のコンシューマー向けのESUに関するドキュメントによると、ESUの要件は以下の通りとなっている。

  • 「Windows 10 バージョン22H2」のHome、Professional、Pro EducationおよびWorkstationエディションを実行しているデバイス
  • 最新のアップデートがインストールされていること
  • 「Microsoft アカウント」にサインインしたデバイス

 「ESU」ライセンスは「Microsoft アカウント」に関連付けられるため、ローカルアカウントでWindowsにサインインしている場合は、「Microsoft アカウント」でのサインインを要求される場合がある。また、「Microsoft アカウント」は管理者である必要があり、子ども用のアカウントではESUライセンスを取得できないようだ。

 なお、個人向けESUライセンスの価格は価格は30米ドル(地域によって価格が異なる場合あり)。ただし、以下の条件のいずれかを満たす場合は無償で取得できる(1年間)。とくに難しい条件ではないため、実質無料と言えるだろう。

 なお、Windows 10の個人向けESUは7月より、一般顧客(「Windows Insider Program」未加入)へオプションとして展開が開始される予定。8月中旬には広く利用できるようになる見込み。

 利用可能になると、上記の前提を満たしていれば「設定」画面の[更新とセキュリティ]-[Windows Update]ページにESUへ登録するためのリンクが表示される。ESUの取得は1回でよく、最大10台のデバイスで利用できるとのこと。残り9台のデバイスでは[更新とセキュリティ]-[Windows Update]設定ページで登録作業を行うだけでよい。