レビュー
「Google Chrome」の開きすぎたタブを自動で閉じてストック「Tabs limiter with queue」
タブバーが“ノコギリ”状になるのを防止。パフォーマンス改善にも役立つ
2017年11月14日 06:00
「Tabs limiter with queue」は、開きすぎたタブを“キュー(待機列)”へ送って「Google Chrome」の動作を軽くする拡張機能。編集部にてWindows 10上の「Google Chrome」v62.0.3202.89で動作を確認した。“Chrome ウェブストア”から無償でダウンロードできる。
「Google Chrome」を利用する際、ついついタブを開きすぎてしまい、タブバーが“ノコギリ”状になってしまったことはないだろうか。操作性が著しく低下してしまうだけでなく「Google Chrome」のパフォーマンス低下にもつながることがあるので、できるだけ避けたいところだが、こまめにタブを閉じるように気を付けるのにも限度がある。
そこでお勧めなのが、「Tabs limiter with queue」だ。本拡張機能を導入すると、タブの数が一定以上(初期状態は10)になると、増えすぎたタブを閉じて“キュー”へストックすることが可能。タブを閉じるなどしてタブバーに余裕が生まれると、自動で“キュー”からタブを取り出して開いてくれる。
“キュー”へストックされたタブは、拡張機能のボタンを押すと現れるポップアップで確認することが可能。“キュー”で待機しているタブは“Queue in this window”欄にリストアップされるが、これらはクリックして開いたり、個別に削除したり、ドラッグ&ドロップで並び替えられる。また、“鍵”アイコンをクリックしてロックすることも可能。リスト内のタブを開くと通常はリストから削除されてしまうが、ロックをかけておけばそのままリストに残しておくことができる。
さらに、本拡張機能が自動で動作するのを好まない場合は、ポップアップから無効化しておいてもよい。必要な時にポップアップを開いて“TABS QUEUE”というロゴをクリックすれば、手動で溢れたタブを閉じ、“キュー”へ送ることができるはずだ。
なお、“キュー”にストックされているタブの数は、拡張機能のアイコンにオーバーレイ表示される。“キュー”にタブをストックしたまま「Google Chrome」を終了してもタブが失われることはなく、“Saved queues”欄に保管されるので安心だ。保管されたタブストックは、マウスオーバーすると現れるボタンから復元が可能。[o]ボタンをクリックすると新規ウィンドウに、[v]ボタンをクリックすると表示中のウィンドウに保管されたタブが復元される。
ソフトウェア情報
- 「Tabs limiter with queue」
- 【著作権者】
- Rubén Martínez 氏
- 【対応OS】
- (編集部にてWindows 10で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 2.0.3(16/03/18)