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迷惑メールは許さない! 特定電子メール法違反は総務省提供のプラグインで即座に通報
「Microsoft Outlook」向けのプラグイン「迷惑メール情報提供用プラグイン」
2018年9月18日 06:30
“特定電子メールの送信の適正化等に関する法律(特定電子メール法)”は、事前の同意なしに広告・宣伝目的のメールを送り付けることを禁止しているが、いまだにその手のメールは絶えない。本来ならば“迷惑メール相談センター”などに通報すべきだが、悪質な違反者のために手間を取らされるのも納得がいかない。そこで活用してほしいのが、総務省が提供している「迷惑メール情報提供用プラグイン」だ。
本プラグインは、特定電子メール法に違反していると思われるメールを総務省・消費者庁に通報するツール。いわゆる迷惑メール対策ツールではなく、すぐに効果が得られるものではないが、通報されたメールは当局で収集・分析されたのち、違反送信者への措置(最高で罰金3,000万円)に役立てられる。以下の条件に合致するメールは、積極的に通報するのがよいだろう。
- 送信に同意した覚えのない広告宣伝メール
- 表示義務違反メール(送信者や問い合わせ先などの記載がないもの)
- 送信者情報(電子メールアドレス、IPアドレス、ドメイン名 等)偽装メール
「迷惑メール情報提供用プラグイン」は、「Microsoft Outlook」および「Windows Live メール」で利用可能(ただし、「Windows Live メール」はサポートが終了しているので注意)。「Outlook 2016」の場合、プラグイン(SpamSenderOL)をインストールするとリボンの[アドイン]タブに[情報提供]コマンドが追加される。迷惑メールを選択した状態で、この[情報提供]コマンドを実行すると、当該メールが添付された通報メールを総務省の窓口へ送信できる仕組みだ。
なお、本プラグインでは一度の操作で最大50通までの迷惑メールを送信可能。ただし、迷惑メールの容量は1通あたり1MBとなる。通報した迷惑メールは、メールボックスの“情報提供済”フォルダーへ移される。
また、IMAP接続には対応していないので注意。POP/SMTP接続が利用できる場合は、メールアカウントをPOP/SMTP接続でセットアップする必要がある。
ソフトウェア情報
- 「迷惑メール情報提供用プラグイン」Outlook 2016用(SpamsenderOL)
- 【著作権者】
- 総務省
- 【対応OS】
- Windows 10
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.13(18/03/23)