REVIEW(11/01/31)
正規表現の入力支援を行う「Visual Studio」用の拡張機能「Regex Editor」
入力した正規表現のテストが行えるほか、入力補完と色分け表示機能が便利
「Regex Editor」は、正規表現の入力支援を行う「Visual Studio」用の拡張機能。「Visual Studio 2010」に対応するフリーソフトで、編集部にてWindows 7上の「Visual Studio 2010 Professional」で動作を確認した。現在、ライブラリサイト“Visual Studio Gallery”からダウンロードできる。なお、本拡張機能は無償版の“Express”エディションでは利用できないので注意。
本職のプログラマーならいざ知らず、日曜プログラマーのなかには、正規表現を苦手とする人が多いはずだ。かくいう筆者も、少し高度な正規表現になるとヘルプ片手でないと使いこなすことができない。「Regex Editor」は、そんな“ひよっこプログラマー”にお勧めの拡張機能。
本拡張機能をインストールすると、コードエディターで正規表現オブジェクトを生成するコード(“new RegEx(”)を入力した際に、正規表現の入力を支援するダイアログが自動的に表示されるようになる。ダイアログでは、自分が入力した正規表現(Expressions)が意図した通りに動作するかテストすることが可能。
まず、“Matched”欄に正規表現の対象となるサンプルテキストを入力する。次に、“Expressions”欄へ正規表現を入力していこう。入力の際は、“\d”“\s”といったメタ文字や、グループ化・文字クラスの書式が自動補完されるほか、エスケープ文字(“\”)やグループ化された正規表現、文字クラスなどが色分け表示されるので、正規表現に慣れないプログラマーにとっては助かる。
あとは[Match]ボタンを押せば、“Result”欄へ結果がツリー表示される。意図しない結果が出た場合は、もう一度入力した正規表現を見直してみよう。コードエディターへ反映させるには、[Apply]ボタンを押せばよい。
さらに、本拡張機能は一度作成した正規表現を、[Saved Expression]タブへ保存して使い回すことも可能。また、URLやメールアドレスにマッチさせるといったよく使う正規表現はあらかじめ登録されているのが便利。ただ利用するだけではなく、正規表現の書き方の参考にもなる。
- 【著作権者】
- Microsoft Corporation
- 【対応OS】
- (編集部にてWindows 7で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.5(10/02/26)