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メタバース「Microsoft Mesh」は廃止、「Teams」で「イマーシブ イベント」を一般提供
3D空間にアバターで参加。Windows、Macのほかにも、VRヘッドセット「Meta Quest」対応
2025年12月2日 15:05
米Microsoftは12月1日(現地時間)、「Microsoft Teams」で「イマーシブ イベント」の一般提供を開始したと発表した。今年7月からパブリックプレビューとしてテストされてきたが、ようやく正式版として利用できるようになる。
「イマーシブ イベント」(Immersive events) は、バーチャル空間で3Dイベントを開催できる機能。ユーザーはアバターで参加する仕組みだが、仮想イベントには空間オーディオが活用されており、隣の会話は近く、遠くの話し声は小さな声で聞こえる。そのため、隅でおしゃべりをしながらも、会場を共有しているかのような感覚が得られるのが特徴だ。
また、ノーコードで会場をカスタマイズできる柔軟性も魅力。さまざまなオブジェクトやコンテンツを配置しながら、気軽なミーティングからチームの祝賀会、フォーマルな発表会までもを計画できる。「Action Groups」と呼ばれる機能を活用すれば、アニメーションやコンテンツ表示をリアルタイムで制御できるので、イベントを盛り上げるためのアトラクションも実現可能だ。
さらに、「Teams」に組み込まれているため、チャットやカレンダーから気軽に開催・参加できる気軽さも訴求点といえるだろう。わざわざ専用のソリューションをセットアップして運用し、ユーザーをトレーニングする手間が省ける。ホストされる環境は「Teams」本体と同様、「Microsoft 365」のエンタープライズグレードのセキュリティとプライバシー保護で守られる。
「イマーシブ イベント」はWindows、Macのほかにも、VRヘッドセット「Meta Quest」でも利用可能。主催するには「Teams Premium」ライセンスが必要だが、共催者や参加者は「Microsoft 365 E3/E5」などに付属する標準的な「Teams」ライセンスで利用可能だ。
なお、「イマーシブ イベント」の一般提供に伴い、メタバース空間「Microsoft Mesh」はスタンドアロンプラットフォームとしての提供を終了する。2025年12月1日現在、すでに以下の措置が取られており、「イマーシブ イベント」への移行が必要だ。
- PCやQuestアプリを通じた「Mesh」イベントへの参加は不能に
- 「Teams」会議の「Immersive Space(3D)」ビューは削除
- Questの「Microsoft Mesh」アプリを使ったTeams会議への参加は無効に
- 「mesh.cloud.microsoft」ドメインは廃止















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