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「Microsoft Teams」にアバターで参加できる3Dイベントを手軽に開催する機能が追加へ

「Teams Public Preview」などで「イマーシブ イベント」がテスト開始

「Microsoft Teams」の新機能「イマーシブ イベント」(Immersive events)

 米Microsoftは7月29日(現地時間)、「Microsoft Teams」の新機能「イマーシブ イベント」を発表した。まずは「Teams Public Preview」などでテストされたのち、大きな問題がなければ一般環境に展開される。

  「イマーシブ イベント」(Immersive events) は、バーチャル空間の3Dイベントにアバターで参加できるようにする機能。「Teams」に組み込まれているため、チャットやカレンダーから気軽に開催・参加できる気軽さが魅力だ。ソリューションをセットアップして運用し、ユーザーをトレーニングする手間も省ける。

「Teams」に組み込まれており、気軽に利用できる

 それでいて、ノーコードでカスタマイズできる柔軟性を備えるのもうれしいポイント。さまざまなイベントテンプレートやビルトインツールを活用しながら、気軽なミーティングからチームの祝賀会、フォーマルな発表会までもを計画できる。自社のブランディングでデザインを統一したり、動画などのコンテンツを会場に配置したり、サブルームを設けた大規模な構造化イベントも構築することも可能だ。

ノーコードでカスタマイズできる柔軟性を備える

 また、仮想イベントでは空間オーディオが活用されており、自然な集まりを演出しているのも魅力といえる。隣の会話は隣から、遠くのおしゃべりは小さな声で聞こえるため、あたかもその場所にいて、会場を共有しているかのような感覚が得られる。自分の部屋に居ながらにして、広大な会場をアバターで歩き回り、出会った人と交流を楽しむことができるだろう。

空間オーディオを活用した仮想イベント

 そのほかにも、イベント運営を円滑に行うためのプレゼンター支援ツールなどを備えており、ワンクリックで自分のスポットライトをオンにして参加者を席に着かせたり、挙手した参加者をステージに上げて質疑応答を行ったりといったことが簡単に実現できる。

充実したプレゼンター支援ツール