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メッセージに絵文字を付けたら自動的に○○する ~「Microsoft Teams」に新しい自動化機能

2025年7月の新機能。通知サイズのカスタマイズなども

絵文字リアクションでワークフローをトリガーする機能、「Microsoft Teams」へ導入

 米Microsoftは8月1日(現地時間)、「Microsoft Teams」に絵文字リアクションでワークフローをトリガーする機能などを追加したと発表した。2025年7月に追加された新機能として、公式ブログ「Microsoft Teams Blog」で案内されている。

 日々の業務が忙しいと、「Teams」のチャットで質問や不具合報告、依頼などが寄せられても後回しになりがちだ。しかし、そうしたメッセージへいちいちリマインダーなどをセットするのも面倒だろう。

 そこで便利なのが、絵文字リアクションとリンクさせた自動化だ。たとえば、チャットでの質問に「👀」とリアクションすると自動でメッセージをToDoアプリに登録するようにしておけば、質問者には目を通したことを伝えつつ、あとで回答するのを忘れることはないだろう。メッセージに「🐛」でリアクションしたら、不具合を報告するイシュー管理ツールに自動登録するようセットアップしておけば、もし作業中に不具合報告が寄せられても、わざわざ中断して対応する必要はなくなる。

メッセージに「🐛」で反応したら……
イシュー管理ツールに自動登録

 これにアプリストアで入手可能な「Microsoft Teams Workflows」アプリを組み合わせれば、サードパーティー製のアプリやソリューションと連携することも可能。キーワードで絵文字を検索する機能も追加されているので、ぜひ役立てたい。

 そのほかにも、7月の「Teams」には多くの新機能や改善が含まれている。主なものは以下の通りだ。

  • 通知サイズのカスタマイズ:コンパクトにしておけば、大量の通知があってもデスクトップが占有されない
  • パーソナライズされた候補を検索する機能が強化:チームメイトに加えてアプリやエージェントも検索できるように
  • アプリアイコンから直接アプリを共有:アプリやエージェントとの1:1チャット中に、アプリやエージェントのアイコンの上にカーソルを置くと[共有]オプションが表示される
  • 「Teams」チャットリストから「Microsoft 365 Copilot」にアクセス:ライセンスの有無にかかわらず、Webの「Copilot」チャットに「Teams」チャットから直接アクセスできる。ナビゲーションが簡素化され、ワンクリックで使い始められる
  • 教育者向けの改善:「Teams」のチャットとチャンネルを合理化。教育機関でも利用できるように
通知サイズのカスタマイズ