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Microsoft TeamsとGoogle Workspaceでカレンダーの双方向同期、5月初旬より展開
「Teams」と「Gmail」「Google カレンダー」を併用する中小企業に朗報
2025年4月21日 10:10
米Microsoftは4月19日(現地時間)、「Microsoft Teams」と「Google Workspace」カレンダーの双方向同期をサポートすると発表した。2025年5月初旬にロールアウトが開始され、下旬には完了する予定。
社内のコミュニケーションツールとして「Teams」を採用しているが、メールとカレンダーは「Gmail」「Google カレンダー」に依存している企業では、イベントの管理やミーティングの出欠管理が煩雑になりがちだ。そこで、同社は以前からカレンダー転送をサポートしている。しかし、これは新たに招待されたミーティングを検知したときに転送するのみで、既存のイベントなどには対応していなかった。
この問題を解決するのが、新しい双方向同期だ。招待を出す、受ける、新規のイベント、既存のイベントも含め、すべてのデータが同期可能で、どちらのプラットフォームで作成されたイベントもシームレスにもう片方へ反映されるようになる。ミーティングの出欠管理が簡素化され、スケジュール管理が楽になるはずだ。
この変更はワールドワイドに展開されるが、初期状態では無効。IT管理者が有効にする必要がある。また、同期できるのは1テナントあたり最大50,000ユーザーだ。カレンダー転送を有効にしているだけでは双方向同期まで有効にならない点や、個人では利用できない点にも注意したい。