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「Gmail」に絵文字リアクションが導入へ ~Workspaceだけでなく個人アカウントにも

送られてきたメッセージへ「Slack」みたいに絵文字で反応できる

「Gmail」に絵文字リアクションが導入へ

 米Googleは4月29日(現地時間)、「Gmail」に絵文字リアクション(emoji reactions)を導入すると発表した。絵文字リアクションは「Slack」などでもおなじみで、送られてきたメッセージに顔文字で反応できる。わざわざ返信するほどでもないが、なんらかの気持ち(感謝、祝意、賛同など)を手軽に、すばやく表明したい場合に役立つ。

 「Gmail」の絵文字リアクションは、既定で無効。ドメインの管理者が、管理コンソールで有効にしなければ利用できない。

 ドメインで絵文字リアクションが有効になると、エンドユーザーはWeb(gmail.com)やAndroidの「Gmail」アプリに送信されてきたメッセージに対し顔文字で反応できるようになる。だれがどの絵文字で反応したのかは、絵文字を長押しすれば確認が可能。他のユーザーがつけた絵文字をクリックすれば、自分も同じ絵文字でリアクションを返すことができる。「Gmail」で送信の取り消し設定がなされていれば、短時間(5~30秒)であればリアクションの削除も可能。

 ただし、以下の場合は絵文字リアクションが「***さんが Gmail でリアクションしました」という形式のメールで届く。

  • 「Gmail」アプリのバージョンが古い。アプリの更新で解決可能
  • スレッド表示が無効になっている
  • 「Gmail」アドレスではない
  • 「Microsoft Outlook」など、サードパーティ(他社製)のメールを利用している
  • 仕事用または学校用アカウントを使用している。

 また、グループのメーリングリストに送信した場合や宛先が20人を超えている、BCCで送信されている、同じメールへすでに20個を超えるリアクションがついている、クライアントサイド暗号化でメールが暗号化されているなど、絵文字リアクションが送信できない場合もあるので注意したい。

 本機能は即時リリースのドメインで同日より順次ロールアウト、計画的リリースドメインでは5月13日より展開され、行きわたるまでに最大で15日かかる見込み。「Google Workspace」のユーザーだけでなく、「Google アカウント」を持つユーザーも利用可能になるとのこと。