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「Microsoft Teams」にSQLっぽい検索コマンド、「Slack」「Zoom」っぽいショートカットも
「イマーシブ イベント」「Microsoft Places」にも注目したい2025年8月アップデート
2025年9月8日 13:34

米Microsoftは8月29日(現地時間)、「Microsoft Teams」の2025年8月アップデートの内容を発表した。一般ユーザーにとっても興味深い新機能や改善が多く含まれている。
SQLライクなコマンドで検索
まず、タイトルバーの検索ボックスでデータベースの問い合わせに用いる「SQL」のようなコマンドが利用できるようになった。通常のキーワードに『from:ユーザー名』『in:チャンネル』といったコマンドを追加することで、検索結果を効率的に絞り込める。

また、表示中のチャットやチャネル内だけを対象とする「コンテキスト検索」も改善。添付ファイルのあるメッセージをワンボタンでフィルタリングできるようになった。

キーボードショートカット
さらに、「Teams」2025年8月アップデートではキーボードショートカットのカスタマイズが強化された。「Slack」や「Zoom」といった他のコミュニケーションツールから移行してきたユーザーや「Teams」と併用しているユーザーのため、それを考慮したキーボードショートカットセットが追加され、設定画面のプルダウンメニューで簡単に適用できるようになった。

もちろん、独自のカスタムコマンドを作成することも可能。キーボードショートカットのカスタマイズ画面へは、タイトルバーの[…]メニューからアクセスできる。
その他の改善、プレミアム機能
そのほかにも、ユーザーが保存したメッセージを一覧できる専用のビュー、メッセージに絵文字リアクションを複数付ける機能などがサポートされた。セキュリティや管理機能も強化されている。
また、プレミアムユーザー向けには大規模な3Dイベントを簡単にホストできる「イマーシブ イベント」(Immersive events)をサポート。オフィスワークとリモートワークを組み合わせたハイブリッドワーク向けの機能「Microsoft Places」では、マップを用いてデスクを予約したり、同僚の近くのデスクを予約したり、終日ではなく数時間だけ・複数日にわたるデスクの予約を行ったり、他の人に代わってデスクを予約したりできるようになる。


なお、これらの新機能の一部は段階的に展開されているようだ。すぐには利用できないこともあるが、その場合はしばらく待つとよいだろう。IT管理者がいる場合は、機能が有効化されているか問い合わせてもよい。