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無料コミュニケーションツール「Messenger」のデスクトップアプリ版が廃止へ

チャット履歴の保存には特定の手順が必要

Metaのコミュニケーションツール「Messenger」

 米Metaは、無料コミュニケーションツール「Messenger」について、Windows/Mac向けデスクトップアプリ版を廃止すると発表した。すでにWindows版はMicrosoft Storeから、Mac版はMac App Storeから削除されており、ダウンロードできなくなっている。

 「Messenger」デスクトップアプリ版は、同社(当時はFacebook社)より2020年4月にリリースされた無料のメッセージアプリ。Facebookユーザー同士で、1対1やグループでのテキストチャット、音声・ビデオ通話が可能だった。

 廃止プロセスが開始されると、ユーザーに対してアプリ内で通知が届く。完全に廃止されるまでには60日間の猶予期間が設けられており、その間はアプリを利用可能。廃止後はアプリにログインできなくなり、メッセージを送信しようとすると、FacebookのWebサイトを使用するよう自動的にリダイレクトされるようになる。なお、Facebookアカウントなしで利用している場合は、MessengerのWeb版にリダイレクトされる。

 チャット履歴を保存しておきたいユーザーは、完全廃止される前に、デスクトップアプリからセキュアストレージをONにして暗証番号を設定することが推奨される。これを行なわない場合、Web版に移行してもチャット履歴は失われるとのこと。