REVIEW(09/08/28)
アイデアを短時間で搾り出すための簡易マインドマップソフト「Lonely Idea」
作図操作がなく、小規模なアイデアでも手軽に整理
「Lonely Idea」は、操作がシンプルなマインドマップソフト。Windowsなどに対応するフリーソフトで、編集部にてWindows XPで動作確認した。作者のWebサイトからダウンロードでき、動作にはAdobe AIRが必要。
マインドマップソフトは、わかりやすい図解でアイデアの整理を助けてくれる。しかし、マインドマップはもともと手描きで作成する図解表現であるため、それをパソコン上で実現すると、どうしても大掛かりなアプリケーションとなり、操作そのものが複雑になってしまうことが多い。
とくに、ちょっとしたアイデアを整理したいときには、その複雑な操作が妨げとなり、余計に手間も時間もかかってしまう可能性があるので、マインドマップソフトは大規模なアイデアの整理に向いているとも言える。そんななか、小規模なアイデアでも手軽に整理できるマインドマップソフトが「Lonely Idea」だ。
本ソフトのマインドマップは、トピックの表示スタイルが作成時と閲覧時で異なる。作成中のマインドマップでは、すべてのトピックが同時に表示されず、各トピックをフォルダのように扱い、階層を移動しながらトピックを記述していく。その後、画面右上の[MAP]ボタンを押すとマインドマップの全体図が表示される仕組みだ。
マインドマップ作成時に表示される円は現在選択している階層を意味し、画面右下のフォームにトピックを入力すると、子フォルダにあたるサブトピックが円上へ作成される。階層を下りたいときは円上のサブトピックをクリックし、階層を上りたいときには画面上部のパンくずリストで移動先の階層を選択すればよい。
ここで注意したいのは、作成したトピックは再編集できず削除のみになることだ。そのため、作成画面と全体図を行き来しながらアイデアを整理するのではなく、作成画面ではとにかくアイデアを出すことだけに集中し、最後の最後に全体図を確認するといった使い方がオススメ。図解自体を作成するための操作がないため、アイデアを短時間で搾り出せるだろう。
- 【著作権者】
- (株)カヤック
- 【対応OS】
- (編集部にてWindows XPで動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- v1.0(09/08/24)