REVIEW(10/08/23)

高速検索ソフト「Everything」の検索結果をプレビュー「EverythingView」

テキスト全般、画像、アーカイブなどの内容を関連付けで開くことなく確認できる

「EverythingView」v0.03e「EverythingView」v0.03e

「Everything」のオプション画面で“選択した項目をステータスバーに表示する”をONにしておく「Everything」のオプション画面で“選択した項目をステータスバーに表示する”をONにしておく

 「EverythingView」は、ローカルファイル検索ソフト「Everything」をさらに便利に活用できる補助ソフト。Windows XP/Vistaに対応するフリーソフトで、編集部にてWindows 7での動作も確認した。なお、Windows 7では管理者権限として実行する必要がある。作者のWebサイトからダウンロードできる。

 「Everything」は、インデックスの作成や検索処理が高速なローカルファイル検索ソフト。大容量なハードディスクでも数秒から1分程度でインデックスを作成でき、数万件ものファイルからキーワードに一致するファイルをほぼ一瞬で一覧表示してくれる。しかし、ファイル名のみでは目的のファイルかどうかを判断できない場合は、当然ながらひとつずつ関連付けで開いて確認するしかない。

 そこでお勧めするのが「EverythingView」だ。本ソフトは、「Everything」の検索結果から選択したファイルを関連付けで開くことなく、本ソフト内で内容をプレビューできるというもの。対応するファイル型式は、TXTやHTMLをはじめとするテキストファイル全般、BMP/JPEGなどの画像ファイル、ZIP/LZH/RARなどのアーカイブファイルとなっている。Susieプラグインや各種アーカイバーDLLにも対応しており、これらを導入することで対応形式を拡張することも可能。

 また、DOC/XLS/PPTといったMS Office文書や、PDF/HTML/MHTファイルなどから文字装飾やタグを除いたテキストのみを抽出できる「xdoc2txt」を併用すれば、本ソフト内でこれらのファイルもプレビューできるようになる。

 なお本ソフトは、「Everything」のステータスバーに表示されたファイルパスを参照する仕組みのため、あらかじめ「Everything」のオプション画面の“表示”タブで、“選択した項目をステータスバーに表示する”を有効にしておく必要がある。また、2つのソフトの起動順などを考慮する必要はなく、先に「Everything」で検索したあとに本ソフトを起動するなどの使い方でも問題ない。

【著作権者】
Terry 氏
【対応OS】
Windows XP/Vista
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
0.03e(10/08/13)

(久保 望)