REVIEW(12/07/31)
シンプルでスタイリッシュな“Metro”風のテキストエディター「MetroTextual」
マルチスレッド技術やGPU支援機能を活用、パフォーマンス面にもこだわりを見せる
「MetroTextual」は、シンプルでスタイリッシュな開発者向けのテキストエディター。Windows Vista/7/8に対応する寄付歓迎のフリーソフトで、作者のWebサイトからダウンロードできる。なお、動作には.NET Framework 2.0以降が必要。
本ソフトの特長は、Windows 8/Windows Phoneで採用されている新しいユーザーインターフェイスデザイン“Metro”にインスパイアされた美しい画面デザインを採用すること。ツールバーやステータスバーのみならず、メニューバーすら廃したシンプルなデザインになっており、テキストの編集に没頭できる。また、テーマ機能を備えており、好みのウィンドウカラーへ切り替えられるのも楽しい。
また、パフォーマンス面にもこだわりを見せており、ファイルの操作やテキストの処理でマルチスレッド技術が積極的に活用されているのもポイント。さらに、テキストの描画にもGPUによるハードウェアアクセラレーションが利用されている。
エディター部分には、「SciTE」や「NotePad++」でも利用されているオープンソースのエディターコンポーネント「Scintilla」が採用されており、シンタックスハイライト(構文色分け)機能が利用可能。対応言語はXML/HTML/CSS/C#/Pythonなどとなっており、PostgreSQL/T-SQL(Microsoft SQL Server)のSQL文にも対応する。そのため、どちらかと言うと開発者向けと言えるだろう。
ただし、TXT形式以外の読み込みで文字化けが発生したり、“.txt”以外の拡張子で保存できないという問題を抱えており、機能的にはまだ発展途上といったところだ。今後のバージョンアップに期待したい。
- 【著作権者】
- SingularLabs
- 【対応OS】
- Windows Vista/7/8
- 【ソフト種別】
- フリーソフト(寄付歓迎)
- 【バージョン】
- 1.0.1(12/07/23)