REVIEW(12/09/19)

複数アプリを一括で起動する機能を備えたボタン型アプリランチャー「Appetizer」

スキンやプラグインにも対応するほか、複数アプリを一括登録する機能も備えている

「Appetizer」v1.4「Appetizer」v1.4

 「Appetizer」は、複数のアプリを一括で起動する機能を備えたボタン型アプリケーション起動ランチャー。Windows 2000/XP/Vistaに対応するフリーソフトで、編集部にてWindows 7で動作確認した。作者のWebサイトからダウンロードできる。本ソフトは海外製だが、標準で日本語化されている。

 本ソフトを起動するとタスクトレイに常駐し、タスクトレイ上のアイコンをクリックすることでランチャーのウィンドウを呼び出せるほか、ホットキーでの呼び出しにも対応している。ただし、標準ではホットキーが設定されていないので、必要に応じて手動で設定しよう。

 ランチャーのウィンドウは、標準では横長の長方形で、左側に[設定]ボタンなどのメニューボタンが5つ並び、右側に登録したアプリのアイコンが表示される。ウィンドウの大きさは、画面右下をマウスでドラッグすることで変更可能。また、画面左端にある矢印ボタンをクリックすると、左側のメニューボタンを非表示にできる。

 アプリは、実行ファイルやショートカットファイルなどを直接ウィンドウへドラッグ&ドロップするか、右側の右クリックメニューの[新規ショートカット]などから登録できる。さらに、右クリックメニューから、“ゴミ箱”や“コントロールパネル”などを登録することも可能。

 また、[ショートカットのインポート]ボタンからアプリを一括で登録することも可能。一括登録できるのは、指定フォルダ内の実行ファイルやショートカットファイル、Windowsのクイック起動バーに登録されているアプリ、スタートメニューに登録されているアプリ。その際に一括で登録したくないファイルがある場合は、[設定]ボタンから表示される設定画面の“インポート”で除外することもできる。

 登録したアプリのアイコンはドラッグ&ドロップで移動できるほか、[設定]ボタンから表示される設定画面の“外観”でアイコンのサイズを小・中・大・最大に変更可能。加えて、アプリのアイコン上にマウスオーバーするとアプリ名がツールチップで表示される。表示されるアプリ名やアイコンは、各アイコンの右クリックメニューから変更可能。

 また、本ソフトに多くのアプリを登録してウィンドウ上にアイコンが収まらなくなった場合は、ウィンドウの右下に表示される“>>”というボタンをクリックすると、非表示のアプリを一覧から実行できる。

 さらに、登録したアプリを複数同時に起動する機能も備える。アプリを複数同時に起動する場合は、アプリのアイコンの右クリックメニューより[複数起動グループに追加]を選んで設定したのち、画面左側にある稲妻型の[複数起動]ボタンをクリックすればよい。また、本ソフト起動時に、複数同時に起動する設定にしたアプリを起動する機能も備える。

 そのほか、プラグインによる機能拡張やスキンによるデザインの変更も可能で、作者サイトからダウンロードして適用できる。

【著作権者】
Laurent Cozic 氏
【対応OS】
Windows 2000/XP/Vista
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.4

(橋本 崇史)