レビュー
ディスクの利用状況をモニタリングし、それをもとにSSDの余命を推定する「SsdReady」
ホームユーザーかつクライアントOSでの利用に限り、無償で利用可能
(2014/6/25 11:00)
「SsdReady」は、ディスクドライブの利用状況をモニタリングし、その情報をもとにSSDの残り寿命を推定できるツール。64bit版を含むWindows XP/Server 2003/Vista/Server 2008/7/Server 2008 R2に対応するフリーソフトで、編集部にてWindows 8.1で動作を確認した。作者のWebサイトからダウンロードできる。
本ソフトは、ディスクドライブのモニタリングツール。使い方は簡単で、ドライブリストでモニタリング対象にするドライブのチェックをONにし、ツールバーの[Start]ボタンを押すだけでよい。データの読み込み量と書き込み量の合計、モニタリング時間とデータ書き込み量から算出した一日当たりのデータ書き込み量(末尾に“(w)”がついているのは、最悪のケースを想定した場合の数値)などのデータがメイン画面にリアルタイムで表示される。
これだけならありふれたディスクモニタリングツールに過ぎないが、モニタリングデータをもとにSSDの残り寿命を推定できるのが本ソフトのユニークな点。あくまでも大まかな見積もりに過ぎないが、参考にはなるだろう。
SSDの余命は、“Approx ssd life(SSDの寿命の概算)”という欄に表示される。正確な値を算出するため、本機能を利用する場合はドライブリストでSSDのみを選択するようにしよう。また、モニタリング時間が長ければ長いほど実際の利用状況に即した数値が得られるので、最低でも2時間以上、できれば数日間モニタリングしたままにしておくことをお勧めする。
なお、これ以外のほとんどの機能は有償の上位ライセンスを購入しなければ利用できない。また、本ソフトの無償利用はホームユーザーかつクライアントOSで利用する場合に限られており、それ以外の場合は上位ライセンスを購入する必要があるので注意してほしい。
ソフトウェア情報
- 「SsdReady」
- 【著作権者】
- CEZEO software Ltd.
- 【対応OS】
- 64bit版を含むWindows XP/Server 2003/Vista/Server 2008/7/Server 2008 R2(編集部にてWindows 8.1で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト(家庭利用およびクライアントOSでの利用に限る)
- 【バージョン】
- 1.30 build 194