レビュー
Webカメラを手軽に有効化・無効化できるツール「WebCam On-Off」
Webカメラをハイジャックする攻撃に有効
(2014/12/9 11:00)
「WebCam On-Off」は、Webカメラを手軽に有効化・無効化できるツール。64bit版を含むWindows XP/Vista/7/8/8.1に対応するフリーソフトで、作者のWebサイトからダウンロードできる。
かつては後からオプションとして追加するというイメージが強かったWebカメラも、最近では初めから搭載されているのがすっかり当たり前となった。実際、最近のタブレット端末をみると、フロントカメラがない端末を探すのは難しい。ネットワークのスピードが向上したことで以前と比べてビデオチャットが身近になり、フロントカメラの需要が増えたのが大きな理由だろう。また、デジタルカメラの代わりにリアカメラを利用する人も時折見かける。
そうすると心配になるのが、Webカメラのプライバシー問題だ。過去には「Adobe Flash Player」プラグインの脆弱性が突かれてWebカメラが乗っ取られ、知らないうちに盗撮されるという事例が発生している。最近ではWebブラウザーからもWebカメラへのアクセスが可能になっており、万が一脆弱性があれば似たような事例が起こらないとも限らない。
そこでお勧めしたいのが、Webカメラをドライバーレベルで無効化できる「WebCam On-Off」だ。使い方は簡単で、メイン画面にあるWebカメラのリストで無効化したいWebカメラのチェックボックスをONにして、[Disable]ボタンを押すだけでよい。しばらく待ってWebカメラが赤文字表示なれば、無効化は成功。[Enable]ボタンを押せば、無効化したWebカメラを再び有効化することができる。
そのほかにも、選択したWebカメラの画像をプレビューする機能や、「デバイス マネージャー」を表示する機能、コマンドラインでWebカメラを有効化・無効化する機能などを備える。
ソフトウェア情報
- 「WebCam On-Off」
- 【著作権者】
- Sordum.org
- 【対応OS】
- 64bit版を含むWindows XP/Vista/7/8/8.1
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.1(14/11/30)