杜のAndroid研究室

ホーム画面に戻らずにアプリを起動できるランチャー「SwipePad」

ほかのアプリの使用中でもスワイプ操作で目的のアプリを簡単起動

(11/09/28)

 『杜のAndroid研究室』では、スマートフォン向けOS“Android(アンドロイド)”をテーマに、窓の杜スタッフが厳選したアプリなどを紹介していく。今回は、目的のアプリを簡単に起動できるランチャーアプリ「SwipePad」に焦点を当て、その使い方と機能を紹介しよう。

スワイプ操作でランチャーを表示してアプリ起動

「SwipePad」「SwipePad」

 「SwipePad」は、画面の特定の場所にタッチし、そのまま指をスライドするという“スワイプ”操作でアプリを起動できるランチャーアプリ。ほかのアプリを使っているときでも、ホーム画面に戻ることなく目的のアプリをすばやく起動できるのが特長だ。

 本アプリは常駐型となっており、画面右端の上半分にタッチして中央へ向かって指をスライドすると、3×4のマスが並んだランチャーが表示される。そのまま指を離さずにマスのひとつを選んで指を離すとポップアップが表示されるので、[アプリケーション]項目を選択し、次に表示される一覧から個々のアプリを選択すれば、ランチャーにアプリのアイコンを配置することが可能。同様の操作で、空いているマスによく使うアプリなどのアイコンを配置していこう。配置したアプリを起動するには、ランチャーを表示してアイコンの上で指を離せばよい。

ランチャーの空のマスの上で指を離すとアイコンを配置できるランチャーの空のマスの上で指を離すとアイコンを配置できる

アプリのアイコンを配置する場合は[アプリケーション]を選択アプリのアイコンを配置する場合は[アプリケーション]を選択

ランチャーに配置したいアプリを一覧から選択するランチャーに配置したいアプリを一覧から選択する

配置したアイコンの上で指を離せばアプリを起動可能配置したアイコンの上で指を離せばアプリを起動可能

 ホーム画面を表示しているときのほか、メールやTwitterクライアントなどのほかのアプリの使用中でも、画面右端の上半分からスワイプを開始すればランチャーを表示でき、アプリの起動やアイコンの配置が可能だ。なお、空いているマスを選択した際に表示されるポップアップで[ショートカット]項目を選択すると、アプリによって用意されている特定機能などへの“ショートカット”をランチャーに配置できる。Webブラウザーのブックマークや個々の連絡先、特定の電話番号にワンタッチで発信するショートカットなどを配置することが可能。

 配置したアプリやショートカットをほかのアプリなどに差し替えたい場合は、まずランチャーでアイコンを選択したまま指を離さずにしばらく待つ。するとマスの色が青からオレンジに変化するのでそれから指を離せば、ポップアップが表示され、アプリまたはショートカットの一覧から新しいものを選んでアイコンを配置可能だ。

アプリの特定の機能などの“ショートカット”もランチャーに配置可能アプリの特定の機能などの“ショートカット”もランチャーに配置可能

アイコンを選択したまま指を離さずに待ち、マスの色がオレンジに変化してから指を離すとアイコンの差し替えができるアイコンを選択したまま指を離さずに待ち、マスの色がオレンジに変化してから指を離すとアイコンの差し替えができる

スワイプ操作の始点変更も可能

 デフォルトでは、ランチャーを表示するスワイプ操作の始点は画面右端の上半分に設定されているが、設定により別の位置へ変更することも可能。本アプリを起動すると表示される設定画面の[Hotspots]タブにおいて変更でき、画面の両端の上下半分のほか、画面の四隅と上下端を始点に設定可能だ。場所の一覧で始点に設定したい場所をタップし、表示されるポップアップで[デフォルトのパッド]を選択しよう。同時に元の始点をタップし、ポップアップで[未使用]を選択して元の始点を無効化しておく。設定画面では、スワイプの始点が赤く表示されている。

設定画面の[Hotspots]タブでスワイプ操作の始点を変更できる設定画面の[Hotspots]タブでスワイプ操作の始点を変更できる

始点に設定したい場所をタップし、ポップアップで[デフォルトのパッド]を選択する始点に設定したい場所をタップし、ポップアップで[デフォルトのパッド]を選択する

 本アプリが常駐している間は、通知領域にアイコンが表示されており、このアイコンから設定画面を表示することも可能だ。ステータスバーのアイコンは矢印のマークをしていて、どの方向にスワイプすればランチャーを表示できるかを示している。ステータスバーのアイコンを非表示にしたい場合は、設定画面の[General]タブで“ステータスバーにアイコンを表示”のチェックを外し、確認のポップアップで[Disable]ボタンを押せば、アイコンを非表示にすることが可能。

 また、本アプリをバックグラウンドで起動していると、画面全体を使うゲームをプレイする際などに、意図せずにランチャーを表示してしまうことがあるかもしれない。そのような場合には、設定画面の[General]タブで一番上にある“SwipePadを有効にする”のチェックを外せば、本アプリのランチャーを無効化することが可能。

“ステータスバーにアイコンを表示”のチェックを外すと、ステータスバーのアイコンを非表示にできる“ステータスバーにアイコンを表示”のチェックを外すと、ステータスバーのアイコンを非表示にできる

“SwipePadを有効にする”のチェックを外せば、ランチャーの無効化が可能“SwipePadを有効にする”のチェックを外せば、ランチャーの無効化が可能

アドオンをインストールして機能を拡張

 本アプリはAndroidマーケットで購入できる100円前後の専用アドオンを別途インストールすることで機能拡張が可能だ。たとえば「WidgetPad」は、ランチャーにウィジェットを配置できるようにするアドオン。空いているマスを選択した際に表示されるポップアップで[ウィジェット]を選択すれば、インストールしているウィジェットをランチャーに配置でき、スワイプでウィジェットのアイコンを選択すると、ウィジェットをオーバーレイで表示可能。ホーム画面にウィジェットを配置するスペースがない場合などに重宝するだろう。

 「AppLauncher: SwipePad add-on」は、インストールされているアプリの一覧をランチャーから呼び出せるようにするアドオン。空いているマスを選択した際に表示されるポップアップで[AppLauncher]項目を選択すると本アドオンのショートカットを配置可能。インストールしているすべてのアプリを一覧から選んで起動できるほか、本アドオンを使って最近起動したアプリの一覧も表示できるので、よく使うアプリのすばやい起動が可能だ。

「WidgetPad」はウィジェットをランチャーに配置できるようにするアドオン「WidgetPad」はウィジェットをランチャーに配置できるようにするアドオン

「AppLauncher: SwipePad add-on」をインストールすると、ランチャーにアプリ一覧のショートカットを配置可能「AppLauncher: SwipePad add-on」をインストールすると、ランチャーにアプリ一覧のショートカットを配置可能

 「もっと:SwipePadアドオン」は、「SwipePad」のランチャーに表示するマスの数を増やせるアドオン。デフォルトでは12個のアイコンしかランチャーに配置できないが、本アドオンで設定すれば、最大で4×6マスで計24個のアイコンを配置可能となる。また、デフォルトのランチャーとは異なる場所をスワイプの始点とする新たなランチャーを複数作成し、さらに多くのアプリやショートカットをランチャーに配置して起動することができる。

 「Tasking: SwipePad add-on」は、ランチャーにタスク管理機能を追加するアドオン。空いているマスを選択した際に表示されるポップアップで[Tasking]項目を選択することで本アドオンのショートカットを配置可能。スワイプでショートカットを選択すると、最近起動したアプリ一覧が表示される。表示されたアプリを選んで長押しすると、アプリの強制終了やアンインストールを実行できる。また、アプリケーションの管理画面やAndroidマーケットのクライアントアプリで、選んだアプリの情報を閲覧することも可能だ。

ランチャーのマスの数を最大4×6まで増やすことが可能な「もっと:SwipePadアドオン」ランチャーのマスの数を最大4×6まで増やすことが可能な「もっと:SwipePadアドオン」

最近起動したアプリの強制終了やアンインストールができる「Tasking: SwipePad add-on」最近起動したアプリの強制終了やアンインストールができる「Tasking: SwipePad add-on」

【著作権者】
Calcium Ion
【対応OS】
Android 2.1以降
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
0.8.11(11/09/16)

(ライターズハイ:鈴木 友博)