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ダンジョンでアイテムを探して自分の店で高く売る商売繁盛アクションRPG「Moonlighter」
店の売り上げで装備品を整え、ダンジョンのさらなる攻略へ！
2022年3月25日 11:02
今回紹介するのは、ダンジョン探索に店舗運営要素を組み合わせたアクションRPG「Moonlighter」（ムーンライター）。入るたびに構成が変化するダンジョンで、敵と戦いながらアイテムを探し、持ち帰ったアイテムを店で売って商売を広げていくという内容だ。
主人公はまずダンジョンに入り、モンスターと戦いながら奥へと進む。俯瞰視点の2Dアクションで、装備している武器で上下左右に向けて攻撃する。攻撃ボタンは連打で連続攻撃、長押しで強力な溜め攻撃になる。敵の攻撃を無敵状態で避けるダイブも使える。
道中では倒した敵や宝箱などからさまざまなアイテムを入手でき、手持ちとカバンのスロットの空きの分だけ持てる。まずはできるだけダンジョンを探索して、より多くのアイテムを手に入れるのが目的になる。
画面左上にはHPゲージがあり、敵の攻撃を受けて0になると、ダンジョンの外へ強制的に出されてしまう。その際、カバンに入っていたアイテムは全て失う。
ダンジョンの初期で入手できるペンダントを使えば任意のタイミングで脱出でき、カバンの中のアイテムを全て持ち帰れる。ペンダントの使用回数に制限はないが、使用するたびに一定額のお金を消費する。
街ではダンジョンで手に入れたアイテムを店で販売できる。どんなアイテムでも販売でき、値段も自由に決められる。開店すると客がやってきて品物を見定め、適正な価格であれば購入していく。高すぎるアイテムは手に取らず、ため息や怒りのアイコンが表示されるので、客の反応を見ながら適正価格を探っていく。
加えて市場価格は変動する。同じアイテムを売り続けると需要が下がり、購入してくれる価格が下がってしまう。安くても売りきるか、他のアイテムに置き換えて需要が戻るまで待つかを判断する必要がある。
手に入れたお金は、店の拡張に使えるほか、街に新たな店を呼び込む資金にも使える。例えば鍛冶屋を街に招くと、必要な素材と加工代を渡すことで、武器や防具を作成してもらえる。
本作には経験値の概念はなく、主人公自身が強くなることはない。ただダンジョンで倒されて失うのはカバンに入れたアイテムのみで、手持ちのアイテムや装備品、お金は失わない。たとえアクションが苦手でも、何度もダンジョンに通って少しずつアイテムを拾い、稼いだお金で武器や防具などを強化すれば、徐々にダンジョン攻略が楽になっていくわけだ。
武器や防具の作成に使うアイテムは手元に残し、不要なアイテムは店で売ってしまう。そしてまたダンジョンに行き、より深く探索してレアなアイテムを探し出す。この繰り返しでキャラクターの強化と同時に、店や街を拡張していく。
アクションはシンプルながら難易度は高めで、最初のうちはダンジョンをほとんど進まないうちにやられてしまうことも多い。それでも失うものはカバンに入ったアイテムだけで、無駄にアイテムを持ち込まない限りは損をすることはない。
本作のダンジョンは入るたびにマップが変わるので、ローグライクと表現されることもある。本作はアイテムの持ち帰りルールがゆるく、永続的な成長要素もあるため、ローグライクとはずいぶん趣が違う。ただし、店の繁栄や街づくりがダンジョン探索の動機になり、結果としてダンジョンに繰り返し入っていくことになる。
ローグライクのファンだと、ゲームとしてぬるすぎるとか、店での商売が面倒と言う人もいると思う。本作はむしろローグライクのシビアな内容が苦手という人に、マイペースにダンジョン探索と成長要素を楽しんで欲しい。
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