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「Windows 3.1」時代に発売された「Myst」がフル3Dでリメイク
経験者向けのパズルランダム化機能も搭載
2021年9月3日 10:30
今回は謎解きアドベンチャー「Myst」を紹介する。Windows 3.1の時代である1993年に発売された作品で、四半世紀を経た今年8月27日にリメイク版が発売された。今回プレイするのはもちろんこのリメイク版の方。日本語にも対応している。
ミスト島で起こっている謎を解明するため、あちこちにある仕掛けを解いていくという内容。原作はプリレンダリングされた3DCG(実質的には2D画像)を繋ぎ合わせることでシーンを切り替えていく形だったが、リメイク版ではリアルタイムレンダリングによる3DCGに作り変えられ、FPSなどと同様の操作感で3D空間を歩き回れる。
ゲームでは、プレイヤーはほぼ何の情報も与えられないまま、ミスト島に放り出される。島を歩きながらヒントとなりそうなものを探し、何か情報を見つけたら、それを手掛かりに仕掛けを解いていく。
元が古いゲームということもあり、謎解きのヒントはかなり少ない。1つの手がかりをもとに、島のあちこちにある怪しげな仕掛けを調べ、適切な手順を見つけられれば先へと進める。
もちろん、進んだ先にあるのも新たな謎だ。細い糸を少しずつ手繰り寄せていくような流れは、より古くからあるテキストアドベンチャーでコマンドを総当たりにしていくような感覚に近い。時間制限はなく、手順を間違えてもゲームオーバーになったりはしないものの、謎解きはどうにも難しい。特に序盤で挫折する人は相当多いと思われる。
せっかくなので序盤の攻略を少しだけ。最初に降り立つ船着き場から階段を上がった辺りに、アトラスという人物が残したメモがある。ここに次の行動のヒントが書かれている。「マーカースイッチ」というのは、島を歩くとあちこちに見つかる、上下に動かせる金属製のスイッチのこと。
この辺りをヒントに、まずは最初の装置を動かすことを目指して欲しい。リメイク版になってもチュートリアルなどは存在しないので、じっくり腰を据えて遊ぶつもりで挑戦してみていただきたい。
グラフィックスも大幅に強化されており、映像の美しさが好評だった原作を上回る。またフル3Dになったことで、原作では見られなかった角度の映像も楽しめるようになっており、原作を知っている人も新鮮味を感じながら遊べる。本作の持つ独特な世界観を、より堪能できるのは間違いない。
なお既に原作をプレイした経験があり、謎解きを知っているという人のために、パズルの解法パターンがランダムになる設定も用意されている。あっという間にクリアして終わり、とはならないはずなのでご安心を(実は筆者は原作を未クリアなので違いがよくわかっていない……)。
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