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ローグライク弾幕シューティング「Enter The Gungeon」
ダンジョン探索なのに激しい撃ち合いが繰り広げられるアクションゲーム
2021年9月10日 11:55
今回紹介するのは、ダンジョン探索アクション「Enter The Gungeon」。ローグライクゲームのように、ダンジョンに入るたびに能力が初期値に戻り、ダンジョンの内容が毎回変化する。その上で、タイトルは「Dungeon」ではなく「Gungeon」であり、その名のとおり銃器で戦う作品だ。
プレイヤーは最初に4つの職業からキャラクターを選択。初期の装備品に若干の違いがあるが、プレイごとにキャラクター変更ができる。
ダンジョンは複数の部屋が通路で繋がった形で、部屋に入ると敵が現れる。ほとんどの敵は何らかの銃器で攻撃してくるので、こちらも手持ちの銃器で反撃して倒していく。敵や敵弾、フィールド上にある仕掛けなどに触れるとダメージを受け、画面左上のハートが減少する。ハートが0になればダンジョンから追い出され、最初からやり直しになる。
操作は上下左右の移動のほか、無敵時間がある前転移動のドッジロール、周囲の敵弾を一掃するが回数に制限があるブランクが使える。フィールドに置いてある机などを倒し、敵弾を防ぐ盾にする操作も可能だ。
銃器の発射方向は、移動方向とは別に360度自由に調整できる。キーボードとマウスの操作の場合、W/A/S/Dキーで移動、マウスカーソルで発射方向を決め、左クリックで射出という操作になる。ゲームパッドでの操作にも対応しており、各々の好みのデバイスでプレイできる。
銃器は初期装備以外にも、ダンジョン内の宝箱やNPCから入手が可能。銃器のバリエーションはかなり豊富で、拳銃やライフルはもちろん、ロケットランチャーやレーザーガン、おもちゃにしか見えないものなど様々。性能も銃器によって全く違い、新たに手に入れた銃器を試すだけでも結構楽しい。
各階層にはボスが登場し、弾幕シューティングを思わせる猛烈な攻撃を仕掛けてくる。ドッジロールやブランクを使いつつ攻撃を仕掛けて倒せれば、次の階層へと進める。
キャラクターに経験値による成長の概念はなく、より強力な銃器を手に入れることで強化される。ただし倒されれば銃器も失って最初からやり直しになるし、ダンジョンの構成は毎回変わるので、次にどの銃器が手に入るかもわからない。
プレイを繰り返すことで追加される要素もある。ダンジョン内にはとらわれているNPCがおり、救出することで新たな要素が解禁される。またボスを倒すと得られる特殊な通貨はやられても失わずに保持でき、新たな銃器などのアンロックに使える。あくまでアンロックなので、ダンジョン内で見つける必要はある。繰り返しのプレイで少しずつ強化要素は得られる仕組みだ。
本作は激しい弾幕を相手にするゲームであり、敵の弾を回避しつつ反撃する腕が何より求められる。ドッジロールの使い方を覚えて丁寧に回避できれば、最初の階層くらいはすぐに突破できると思うが、その先は操作の上達と拾える銃器の運、ボス戦の攻略法の見極めが重要になっていく。
一般的に想像されるローグライクゲームとはプレイ感が全く違い、敵の弾幕を避けつつ、こちらも強烈な銃器で反撃する、シューティングゲームの色合いが相当強い。ダンジョン探索というイメージに流されず、激しいアクションやシューティングゲームが好みの方に遊んで欲しい作品だ。
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