初月100円!オススメGame Pass作品
「ドラクエ」スピンオフ! ブロックメイクRPG「ドラゴンクエストビルダーズ2 破壊神シドーとからっぽの島」
伝統的RPGのストーリー性と、マイクラ風物づくりのやり込み要素で2度美味しい!
2021年5月28日 16:00
超大作からインディーまで、100本以上の多彩なPCゲームが月額850円で遊び放題になるサービス「PC 用 Xbox Game Pass」。本連載ではその中から、おすすめのゲームをご紹介する。本サービスは初月のみ88%OFFの100円で利用できるので、気軽にお試しいただきたい。なお対応タイトルは入れ替えがあり、後日提供終了となるものもあるので注意。現時点でのタイトル一覧はこちら。
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今回紹介する「ドラゴンクエストビルダーズ2 破壊神シドーとからっぽの島」は、スクウェア・エニックスの国民的RPG「ドラゴンクエスト」シリーズから展開されるブロックメイクRPG。シリーズ2作目となるが、本作から初めて遊び始めても問題ない。
ブロックメイクRPGというジャンルは聞きなれないかもしれない。本作は四角いブロックが積み重ねられた世界で、ブロックを壊して素材を手に入れ、それらを組み合わせて新たなものを作り出し、世界そのものを作り変えていく。
同種のゲームとしてよく知られる「マインクラフト」では、目的が示されず自由に遊べる反面、最初に何をやればいいのかわかりにくい。本作は「ドラゴンクエスト」シリーズのストーリーやキャラクター成長要素をより強く打ち出した作品となっており、ストーリー展開の中でしっかりしたチュートリアルが用意されている。初心者でもマニュアルなしで何ら困らずに楽しめるのがありがたい。
物づくりの力を持つビルダーの見習いである主人公は、ビルダーの根絶やしを企むモンスターの一団に誘拐されたところからゲームが始まる。そこでなぜか、気のいいモンスターから素材集めや物づくりの基礎を教わるうち、乗せられていた船が難破し、ひとり無人島へ流れ着く。そこでシドーと名乗る少年や、同じ船に乗せられていた少女ルルなどと出会い、物づくりの能力を少しずつ開花させていく。
本作のようなゲームを遊んだことがない人は、遊び始めるのに躊躇してしまうかもしれない。先述のとおり、ゲームの遊び方は序盤から丁寧なチュートリアルがあるので問題ないし、ストーリー展開やビジュアルは「ドラゴンクエスト」シリーズの伝統にのっとったもので、ファンなら違和感なく楽しめる。
物づくりのほかにも、様々な島を巡る冒険も用意されている。道中にはモンスターがおり、近づけば攻撃してくるものもいれば、ストーリー上、戦って倒さなければならないものもいる。戦闘はアクションゲーム的なものになるが、シドーもオートバトルで一緒に戦ってくれるので、難易度はそれほど高くない。またモンスターを倒せば経験値を得て、キャラクターがレベルアップする。
冒険の中で多くの人と出会い、彼らからの依頼をミッションという形でこなしていくうちに、新たなレシピを得て作れるものが増えていく。ミッションに必要なものを作ってストーリーを進めていくという流れは、やっていることは物づくりという形ながら、やはり「ドラゴンクエスト」シリーズそのもの。スピンオフ作品の1つとして、安心して楽しんでいただきたい。
ただし本作はそれだけでなく、作れるものをあれこれ試して自分の好きなように島を作り変えていっても構わない。自分だけの面白いものが作れたら、スクリーンショットを撮影し、他のプレイヤーに公開するという仕組みも用意されている。RPGのクリア後もやり込み要素を探して遊び続けるタイプの人なら、本作はより深く長く楽しめるだろう。