初月100円!オススメGame Pass作品
コロナ禍でもミッキーに会える! おうちでディズニーランドを満喫できる「Disneyland Adventures」
ディズニーキャラと話してハグして、コミュニケーションを楽しもう
2021年6月4日 11:00
超大作からインディーまで、100本以上の多彩なPCゲームが月額850円で遊び放題になるサービス「PC 用 Xbox Game Pass」。本連載ではその中から、おすすめのゲームをご紹介する。本サービスは初月のみ88%OFFの100円で利用できるので、気軽にお試しいただきたい。なお対応タイトルは入れ替えがあり、後日提供終了となるものもあるので注意。現時点でのタイトル一覧はこちら。
Microsoft StoreでPC用 Xbox Game Passを購入する
東京ディズニーリゾートを運営するオリエンタルランドが、昨年から続く新型コロナウイルスの影響で、上場以来初の最終赤字を出した。本稿を執筆している5月末現在では、東京ディズニーランドは開園しているものの時短営業中。新型コロナの感染状況は未だ厳しい状態にあり、気軽に訪れられる状態ではない。
そこで今回は、ディズニーランドをテーマにしたアドベンチャーゲーム「Disneyland Adventures」を紹介する。本作は特定のディズニー作品をテーマにしたゲームではなく、ディズニーランド・パークを探検できるゲーム。つまりディズニーランドを家に居ながら仮想的に楽しめる作品だ。
パークは3DCGで描かれており、プレイヤーキャラクターとなる子供の目線でパークを駆け回る。ゲームの流れとしては、パークにいるミッキーから頼まれごとをされ、パークのあちこちにいるディズニーキャラクターのもとへと向かう。「ドナルドのサインをもらってきて」とか、「グーフィーと写真を撮ってきて」といった具合だ。
またパーク内にあるアトラクションにも参加できる。こちらは本物のアトラクションとは違い、ディズニーキャラクターと一緒に冒険するというミニゲーム的な内容で、空を飛びながら上下左右に移動して、障害物をよけながら浮いているコインなどを集めていく。
ゲームとしては、いわゆるお使いをしながら、各所にあるミニゲームを楽しむというもの。キャラクターを動かすだけで楽しいというような子供ならともかく、筆者のようなゲーマーにはかなり簡単で、純粋なゲームとしては大した内容ではない。
しかし本作の魅力はそこではない。3DCGで緻密に描かれたディズニーランド・パークは、デフォルメされているとはいえ、本物のパークの雰囲気をとてもよく表現している。多くの人でにぎわうパークをただ歩いているだけでも楽しい。
また道中で登場する主要なキャラクターは、ディズニー作品でおなじみの声優陣による日本語音声も入っている。さらにハイタッチをしたり、ダンスしたり、サインをねだったりと、ディズニーキャラクターたちとコミュニケーションが取れる。中でもハグする時の演出はとても素敵で、キャラクターたちの優しさまで伝わってくるように感じる。
本作はとにかく、ディズニーの世界の作り込みが凄まじい。筆者の息子が少し前にディズニーのアニメにはまっていて、筆者自身も主要キャラクターや世界観はそれなりに把握しているつもりだが、本作中のキャラクターたちは声はもちろん、セリフやしぐさにも全く違和感がない。
それどころか、自分と直接コミュニケーションを取れるという、アニメにはなかった体験がとても新鮮だ。そして心の内に、「本物のディズニーランドで、ディズニーのキャラクターたちに会いたい!」という気持ちがわいてくる。完全にディズニーの思うつぼだ。
筆者はこれまでディズニー関連のゲーム作品をいくつも見てきて、そのたびに「神は細部に宿る」という言葉を地で行く、世界表現への異常なまでのこだわりに驚かされた。本作もまた、「ディズニーランドとして実在するものをゲームに落とし込む」という形で、すさまじいこだわりが感じられる。ディズニーランドに行ったことがある人もない人も、ディズニーファンならぜひ触れてみていただきたい。