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スクエニ発、ドット絵で描かれる新たなJRPG「OCTOPATH TRAVELER」
8人の主人公がそれぞれの目的を抱えて旅に出るファンタジー作品
2021年9月17日 11:55
今回紹介するのは、スクウェア・エニックスから発売されたRPG「OCTOPATH TRAVELER(オクトパストラベラー)」。8人の主人公の中から1人を選び、それぞれが持つ目的のために旅をする。
本作は2018年にSwitch用として発売された後、Windowsにも移植された作品。キャラクターを含めたグラフィックスは2Dのドット絵を基調にしつつ、3Dグラフィックスの映像効果を組み入れることで、懐かしさを感じさせつつも古めかしくはない、独特なビジュアル表現になっている。
ゲーム内容は実にオーソドックスなコマンドバトル型RPGで、いわゆるJRPGの王道と言うべき内容だ。中世ファンタジーに近い世界観も、ドット絵のグラフィックスと調和して、スーパーファミコン時代のRPGを思い出す人が多いと思う。当時のRPGが好きだった人なら、操作に戸惑うこともなく、すぐにゲーム世界に没入できるだろう。
ゲームを開始すると、最初に8人の中からプレイヤーキャラクターを1人選ぶ。最初に選ばなかった7人とは、旅の途中で出会い、パーティを組めるようになるので、第一印象で遊んでみたいと思ったキャラクターを選ぶのがいい。
キャラクターは最初に持っている能力も異なり、それぞれに独自の「フィールドコマンド」が使用できる。NPCとは会話だけでなく、フィールドコマンドで特殊なやり取りが可能だ。例えば「聞き出す」では特別な情報などを聞き出せることがあり、「買取る」ではNPCが持っているアイテムをお金で買い取れる。
フィールドを歩いていると、時折、敵が現れてバトルになる。敵には武器と魔法のそれぞれに弱点があり、適切に選ぶことでダメージが増加する。さらに弱点属性で一定のダメージを与えるとブレイク状態になり、1ターン行動不能になるとともに、ブレイク中はダメージ量も増加する。
またバトル中は1ターンごとに「BP」が溜まり、BPを消費することで攻撃を強化する「ブースト」を使用できる。ブーストは最大で3段階まで強化できるので、BPを溜めつつ敵をブレイクさせ、3段階のブーストで一気に大ダメージを与えるなどの戦略が取れる。
成長要素は、装備品を購入するなどして強化しつつ、経験値を得てレベルアップするほかに、敵を倒して得られる「JP」を消費してアビリティも習得できる。アビリティもキャラクターによって異なり、どのアビリティから覚えるかはプレイヤーが決められる。
ゲームのシステムに関しては、新たな要素が出るたびにチュートリアル画面が表示されるので、事前に調べておいたりする必要はない。この辺りは今風の対応で、見た目はレトロでも格段に遊びやすくなっている。
本作は良くも悪くも王道で昔ながらのRPGと思って間違いない。ストーリーもファンタジーらしさのある冒険譚で、ちょっと強引な展開はあれども難解さはない。ビジュアルもドット絵のおかげで昨今のゲームとしてはソフトなので、「最近のゲームは難しそう、面倒そう」と感じている人にも気軽に楽しんでもらいたい作品だ。
ちなみに筆者が4K解像度でプレイしてみたところ、ドット絵の表現がかなりくっきりとして見えるのに若干の違和感はあったが、文字やエフェクトはきちんと高解像度に対応しており、プレイ感は良好だった。1,280×720ドット程度のウインドウ表示でも十分プレイはできるが、なるべく高解像度のフルスクリーンでプレイすることをおすすめしたい。
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