初月100円!オススメGame Pass作品
4K対応で「ルミネス」をHDリマスター。落ちものパズル「ルミネス リマスター」
シンプルなルールでも飽きさせない秀逸なゲームデザイン
2021年9月24日 11:55
今回紹介する「ルミネス リマスター」は、2004年に「PlayStation Portable(PSP)」の本体と同時に発売されたパズルゲーム「ルミネス」のHDリマスター版。4K解像度でのゲームプレイに対応している。
ゲームは画面上部から落ちてくるブロックを積んでいく落ちものパズル。落ちてくるブロックは、2色のブロックが2×2の四角形に組み合わされたもので、同じ色のブロックで2×2以上の四角を作ることで消せる。
ブロックが消えるタイミングは、画面の左から右へと流れるタイムラインが四角を通過した時。タイムラインは一定の間隔で左から右へと流れていくので、素早く多くの四角を作り、一度のタイムラインの流れで多くのブロックを消すことで高得点になる。
操作はブロックの左右の移動と回転、高速落下のみ。落ちものパズルとしては一般的でわかりやすい。フィールドの最上段までブロックが貯まった場所に、さらにブロックを落とそうとするとゲームオーバー。
ゲームモードは1人でひらすらブロックを消し続ける「チャレンジモード」と、制限時間がある「タイムアタックモード」、出題された形にブロックを積む「パズルモード」、指定条件のクリアを目指す「ミッションモード」、CPUや他のプレイヤーと対戦する「VSモード」など、豊富なバリエーションが用意されている。
ゲームのルールはとてもシンプルでとっつきやすく、パズルゲームとしての難易度も低い。それだけに1回のプレイが長時間になりやすい面もある。
一般的なパズルゲームでは、どうしてもゲームプレイが単調になり、長時間のプレイでは作業のような感覚に陥りやすい。しかし本作ではプレイがある程度進むごとに、ブロックの形状から背景画像、エフェクト、BGMに至るまでが次々と変化する。ビジュアルとサウンドの変化によってプレイに飽きを生じさせない。
またこれらの演出自体が美しく、ゲームプレイを盛り上げてくれる。ブロックを消した時の演出とステージの演出がうまくリンクし、まるで音楽のライブイベントにいるかのような高揚感を与えてくれる。
本作のフィールドはパズルゲームにしてはかなり広く、縦に16列ある。タイムラインが流れていくペースは、BGMのリズムとシンクロしており、タイムラインが16列を過ぎる時、つまり16拍子でBGMも1周する仕組みになっている。
一見とてもシンプルで、ともすれば単調に見えるゲームシステムは、音楽と強くリンクすることを前提に考えられており、本作の爽快なプレイ感を生んでいる。BGMやビジュアルをただゲームの演出として考えず、ゲームシステムと一体化させたことで、本作は他のゲームにない魅力を発している。
Microsoft Storeで「ルミネス リマスター」を購入する
超大作からインディーまで、100本以上の多彩なPCゲームが月額850円で遊び放題になるサービス「PC 用 Xbox Game Pass」。本連載ではその中から、おすすめのゲームをご紹介している。本サービスは初月のみ88%OFFの100円で利用できるので、気軽にお試しいただきたい。なお対応タイトルは入れ替えがあり、後日提供終了となるものもあるので注意。現時点でのタイトル一覧はこちら。