モバイル通信/Wi-Fiの自動切り替え機能って何？

　Windows 10 MobileはモバイルOSとしての基本的な機能を備えているだけでなく、タッチパネル搭載のWindows 10パソコンに近い操作感で利用できるのが特徴だ。本連載ではWindows 10 MobileのTipsのほか、OSを取り巻く旬の話題などを紹介する。

常にネット接続を維持する新設定項目

　現在Windows Insider Program参加者向けにリリースしている、Windows 10 Insider Previewでは、ネットワークに関する新たな設定機能が加わる予定だ。まずは下図をご覧頂きたい。

Windows 10 バージョン1607の「設定」アプリの、［ネットワークとワイヤレス］－［データ使用状況］画面。モバイル通信および無線LANのネットワーク使用量が示される

Windows 10 Insider Preview ビルド14977の同設定画面。新たにいくつかの設定項目が移動・追加されている

　注目すべきは［Wi-Fiではなく携帯ネットワークを使用する］という項目だ。説明によれば、無線LANが安定しない場合、モバイル通信に切り替えることで、インターネット接続の安定性を向上させる。察するに街中のWi-Fiスポットなどに自動接続し、移動するなどの理由で電波状態が悪くなったらモバイル通信に切り替える。別のWi-Fiスポットが近づいたら接続して、モバイル通信量を軽減するために実装したのだろう。

　だが、一部Wi-Fiスポットはセキュリティ対策を講じておらず、安全性に疑問が残るため、コスト面を除いて回線混雑など特段の理由がなければ、モバイル通信を使った方が安全だ。

ドロップダウンリストをタップして開き、［切り替えない］をタップして選択する

　上記の設定を行うことで、無線LANの電波が弱いもしくは接続できなかった場合でも、自動切り替えは無効になる。